『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』シリーズ歴代記録を更新する快挙達成!『スター・ウォーズ』超えも射程圏内!! -11月22日版

全米ボックスオフィス考

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日本でも大ヒットを記録中! (映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』より) - (C) 2010 Warner Bros. Ent. Harry Potter Publishing Rights (C) J.K.R. Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and (C) Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

 シリーズ第7弾映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』が、週末興行収入のみで1億2,502万ドル(106億2,670万円)というスゴイ数字をたたき出して全米チャート第1位のみならず、歴代ハリポタシリーズのデビュー週末興行収入記録を打ち破るという快挙を達成した。(1ドル85円計算)

映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』写真ギャラリー

 4,125館・推定9,400スクリーンにて公開され、超大型ロードショーを開始した『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』は、シリーズにおけるデビュー週末収益記録の王座を守っていた映画『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』の1億269万ドル(約87億2,865万円)を上回り、依然衰えぬハリポタパワーのすごさを見せ付けた。ちなみに2009年の映画『ニュームーン/トワイライト・サーガ』が1億4,280万ドル(121億3,800万円)で11月公開デビュー週末記録保持作品であるのだが、残念ながらさすがのハリポタもこちらの記録は破れなかった。

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 しかしながら、7作目にしてここまでの人気を誇るシリーズはそうそうあるものではない。ハリポタの新作がこれほどの大ヒットとなった要因として、主人公ハリーの成長と共に子ども向け映画という感の強かったシリーズが徐々にダークさを増し、最終章に突入した今回の新作においては、往年の若年ハリポタ・ファン層に加えて普通の映画ファンの興味もそそったことから、この記録破りのヒットに結びついたと思われる。

 配給ワーナー・ブラザーズの観客調査によると、映画を観に来ていた全体の57パーセントは女性客、そして56パーセントが25歳以下という結果が報告されている。また、『ハリー・ポッター』シリーズは現在までに総合売り上げで約18億4,700万ドル(約1,569億9,500万円)を記録しており、今までのシリーズ王だった映画『スター・ウォーズ』シリーズの保持しているおよそ19億2,000万ドル(約1,632億円、再上映除く)の記録をもうすぐ超えるだろうと予想されている。

 さてランキング第2位に移るが、こちらはハリポタがいなかったら3週連続ナンバーワンを達成していたであろう映画『メガマインド / Megamind』(原題)で1,601万ドル(約13億6,085万円)。公開17日目にして1億930万ドル(約92億9,050万円)という上々の興行収入成績を上げている。

 今週第3位は、先週の第2位からワンランクダウンでデンゼル・ワシントン主演のサスペンス・アクション映画『アンストッパブル』で1,301万ドル(約11億585万円)。先週と比べて42.7パーセントの収益減ではあったものの、同じくデンゼル主演で列車を扱ったサスペンス・アクション映画『サブウェイ123激突』よりは同時期においての下降度は低く、封切り後10日にして4,200万ドル(約35億7,000万円)の総合収益を上げている。

 第4位は、先週から42.2パーセント収益減のコメディー映画『デュー・デート ~出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断~』で891万ドル(約7億5,735万円)。純粋コメディーが少ないこの時期、17日間のロードショーで7,240万ドル(約61億5,400万円)の興行収入となっている。

 トップ5の最後を飾る今週の第5位はこのウイークエンド、ハリポタ新作に対抗した唯一のメジャー封切り作品でラッセル・クロウ主演のスリラー映画『ザ・ネクスト・スリー・デイズ / The Next Three Days』(原題)で654万ドル(約5億5,590万円)。残念ながら、ラッセルの前作で同じくスリラー映画『消されたヘッドライン』と比べると封切り週末の収益は半分以下となっており、今までのラッセル主演作で一番のダメ作品といわれている2006年の映画『プロヴァンスの贈りもの』以来の失敗作という、ありがたくない肩書きが付けられてしまった。

 さて、次回のチャート予想だがいよいよ感謝祭を木曜日に控えて、映画界もホリデー・シーズンの活気が出てきたようだ。

 ちなみに今週の新作は感謝祭の連休が始まる木曜日の1日前、24日(水)からの公開がほとんどで、その筆頭を飾るのがアメリカ・ポップス界の女王シェール、そしてクリスティーナ・アギレラ主演の映画『バーレスク』。ミュージカル出演を夢見て都会にやってきた田舎娘がスターとして舞台に立つまでを描いた歌あり踊りありの娯楽作品。久々の映画出演となるシェール、そして映画初主演となるクリスティーナ二人のパフォーマンスに、興行成績と共に注目が集まる。

 2作目は、ザ・ロックことドウェイン・ジョンソン主演のアクション映画『ファスター / Faster』(原題)。ここのところコメディー作品が多かったドウェインのシリアス・アクション作品である。彼の映画は少々食傷気味……という映画ファンの声も聞かれるが、何も考えずにポップコーンがおいしく食べられるアクション作品ということで男性を中心とした映画ファンの客足が期待できそうだ。

 3作目は、アン・ハサウェイジェイク・ギレンホール主演のラブ・ストーリー映画『ラブ・アンド・アザー・ドラッグス / Love and Other Drugs』(原題)。感謝祭のデートはこの映画で決まり! だが果たしてチャートではどこまで上位に食い込めるか?

 そして4作目は、ハリー・ポッターにとって強豪となりそうなディズニーアニメ映画『塔の上のラプンツェル』。グリム童話に出てくるプリンセス、髪長姫のお話。家族が集うホリデーとして知られるアメリカの感謝祭では、長い連休に子ども連れで行く映画鑑賞にうってつけなこの映画。果たしてどこまでチャートを上り詰めるかが見ものである。

 忘れてはいけないのが、唯一金曜日に公開される映画『キングス・スピーチ』(原題)。イギリスの時代物をやらせたらこの人の右に出る者はいない男優コリン・ファースが演じる吃音(きつおん)に悩むアルバート王子が困難を克服して王になるまでを描いたドラマで、すでにアカデミー賞候補との呼び声も高い超話題の作品である。来年行われるアカデミー賞に向けて、関係者のみならず映画ファンにとっては要注意の作品だ。(文・取材: アケミ・トスト/Akemi Tosto)

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