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実写版「ドラゴンボール」のオファーは断るも「マジンガーZ」へ熱いラブコール!巨匠アレハンドロ・アメナーバル監督新作を語る!

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レイチェル・ワイズに演技指導をするアメナーバル監督
レイチェル・ワイズに演技指導をするアメナーバル監督 - (C) 2009 MOD Producciones,S.L.ALL Rights Reserved.

 映画『アザーズ』『海を飛ぶ夢』など、多彩なジャンルの力作を送り出してきたアレハンドロ・アメナーバル監督が、新作映画『アレクサンドリア』について熱く語った。『アレクサンドリア』は、4世紀のエジプトを舞台に、女性天文学者のヒュパティアと弟子たちの激動の運命を、壮大なスケールで描いた一作だ。

映画『アレクサンドリア』場面写真

 アメナーバル監督は、「いろいろと考えているうちに、天文学の歴史に踏み込んだドラマが面白そうだと思った。そこで、これまで映画で取り上げられたことのない、ヒュパティアの話にたどり着いたんだ」と映画化のきっかけを語る。本作は、これまでの作風とは大きく異なる印象を受ける作品だが、アメナーバル監督は「彼女はローマ帝国時代のエジプトに生きた実在の人物で、当然、映画にするには時代背景を反映しなくてはならない。その結果、僕の過去の作品と違うテイストになったのかもしれない」と振り返った。

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 「エジプトで皆既日食を体験し、アレクサンドリアに残る当時の街路を訪れ、準備を進めた」というアメナーバル監督だが、観る者すべてを圧倒するのが、まるでタイムトリップしたかのようなローマ帝国時代の風景。本作では、映画『グラディエーター』も撮影されたマルタ島の広大なセットを使って、当時のアレクサンドリアを再現したのだという。「最近の映画はCGを多用して派手な演出がなされがちだけど、現実味が欠けていると感じることも多い。だから今回、僕は昔のやり方に戻ってセットを組むことで、俳優たちに現実味を帯びた演技をさせようとしたんだ。製作費は当初、8,000万ユーロ(約91億円 1ユーロ=114円計算)の予定だったが、世界的な金融危機のせいもあって、5,000万ユーロ(約57億円)しか集まらなかった。今考えると、よく5,000万ユーロで撮影できたな、という気がするよ」とすらすらと実情を語ったアメナーバル監督。ハリウッド大作の場合、製作費が内密にされることも多いが、こうして語ることができるのは、ハリウッド映画ではないという気楽さによるものかもしれない。すべての質問に実直に答えるアメナーバル監督の姿から、作りたいものを完成させた、すがすがしい思いが伝わってきた。

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 ところでアメナーバル監督といえば、『アレクサンドリア』を撮る前にハリウッドで『ドラゴンボール』を監督するうわさがあったが、その真偽について監督から「確かに『ドラゴンボール』をやりませんかという話はあったけれど、そんなに好きな作品ではなかったんだ。やるとしたら『マジンガーZ』がいいなぁ……。『マジンガーZ』を監督できたら、夢のようなんだけど!」という意外なコメントが飛び出した。アメナーバル監督が『マジンガーZ』!? そんなプロジェクトが実現したら、ぜひ観たいと思う人も多いはず! 日本のプロデューサーは、オファーしてみたらどうだろうか?

映画『アレクサンドリア』は3月5日より全国公開

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