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震災の影響映画館にも…前年比割れの興収自粛ムードも影響 そんな中強いのは『仮面ライダー』2週連続1位に

映画週末興行成績

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40周年を迎えた『仮面ライダー』がV2となった
40周年を迎えた『仮面ライダー』がV2となった - 「レッツゴー仮面ライダー」製作委員会 (C) 石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映ビデオ・東映

 業界最大手である東宝グループの映画館571スクリーンの3月における入場人員と興収の総合計が発表され、累計動員268万7,162人(前年比86.3%)、累計興収34億613万4,746円(前年比87.4%)の前年割れという数字を記録した。このように、発生から1か月が経過した東日本大震災は、映画館の休館や営業時間短縮が相次ぐ興行界はもちろん、日本全体の経済活動に深刻な影響を与えている。

映画『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』写真ギャラリー

  そのような状況の中、先日東京電力による計画停電の打ち切りが決定。人々に節電の意識が高まったため、実際には実施されないことの方が多かったとはいえ、劇場のタイムテーブルに支障が生じることも多かった計画停電打ち切りのニュースには、ほっと胸をなで下ろしている興行関係者も多いことだろう。自粛ムードの中で延期・中止が続いていたエンタメイベントも少しずつではあるが、実施の方向に向かっている。被災地はもちろんのこと、ここ数日は大きな余震も続いており、まだまだ日常の暮らしに戻ってきたとは言いづらい状況だが、それでも以前のような自粛ムードに逆戻りしないところに日本経済復興に向けた明るい兆しが感じられるようだ。

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 そんな中、2週連続で首位を獲得したのは映画『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』。本作は、仮面ライダーシリーズ40周年&テレビ放送1,000回という節目の年を飾る記念作。平成&昭和ライダーが集結という話題性の高さから注目を集めており、堂々のV2となった。そして2位は『SP 革命篇』が同順位をキープ。累計動員193万9,610人、累計興収は24億2、545万4,000円となった。3位『塔の上のラプンツェル』は前週よりワンランクアップ、代わりに4位の『映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 ~はばたけ 天使たち~』は前週よりワンランクダウンとなったが、累計動員206万2,506人、累計興収22億3,043万2,200円という成績を記録し、動員200万人、興収20億円を突破している。

 5位は『映画 プリキュアオールスターズDX(デラックス)3 未来にとどけ!世界をつなぐ☆虹色の花』となり先週と同順位に。震災の影響で3月19日の公開が延期されたアンソニー・ホプキンス主演作『ザ・ライト -エクソシストの真実-』は4月9日に公開され6位に初登場。初日2日間の成績は動員5万183人、興収6,450万4,600円という結果になった。

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 7位の『ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島』、8位の『ツーリスト』はそれぞれワンランクずつダウン。9位の『漫才ギャング』、10位の『英国王のスピーチ』はそれぞれ同順位をキープ。『漫才ギャング』は累計動員54万3,587人、累計動員が6億6,618万3,400円と健闘している。

 今週末は、『ガリバー旅行記』『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦』『エンジェル ウォーズ』『名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)』のほか、『キラー・インサイド・ミー』『戦火のナージャ』『ピンク・スバル』『ダンシング・チャップリン』『孫文の義士団』といった作品も公開予定となっている。(ランキングなどは興行通信社調べ)(取材・文:壬生智裕)

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