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松本人志監督、ロカルノ国際映画祭にて特集上映開催!監督経験わずか3作ながら現地では大好評

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スイスにて開催中のロカルノ国際映画祭に参加した松本人志監督
スイスにて開催中のロカルノ国際映画祭に参加した松本人志監督

 現地時間11日、スイスにて開催中のロカルノ国際映画祭にて松本人志監督の特集上映「Tribute to Hitoshi Matsumoto」が行われた。舞台あいさつに登壇した松本監督が、そのユーモアあふれる受け答えで海外の観客を爆笑させる一幕もあるなど、会場は大盛り上がり。現地には『さや侍』に出演した野見隆明熊田聖亜板尾創路も帯同しており、それぞれ出演作品の舞台あいさつに出席する予定だ。

映画『さや侍』場面写真

 世界4大映画祭の一つにも数えられる同映画祭で、作品がわずか3つしかない監督の特集が組まれるのは異例中の異例であり、それだけ作品の独自性が評価されているということだろう、16時の『大日本人』と21時の『しんぼる』のそれぞれ上映前に舞台あいさつを行った松本監督は、同映画祭のシンボルであるヒョウ柄の扇子をカンペ代わりに「ロカルノ、オッティモ(イタリア語で「最高」の意味)」とあいさつ。その後も「オッティモ、オッティモ」を連発する松本監督はすっかり観客に気に入られたようで、2回目の舞台あいさつではマイクの前に立つなり、会場から「オッティモ!」の声が聞こえる一幕も。思わず「先に言うな!」とツッコミを入れた松本監督だったが、あいさつの後にはファンからサインを求められるなど大人気。こういった現地の反応については「こっちの言葉でやったら予想以上にウケてしまって、困惑している自分に困惑しています」とあまりの反響に逆に驚いている様子だった。

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 また、各国のメディアのインタビューに応えた松本監督は、作品の独自性が評価されたことについて「(僕の映画には)オリジナリティーしかないですから。僕はそういう映画が面白いと思う。リメイクとか、何かの実写版とかにはそんなに魅力は感じないんで。オリジナリティーがもうちょっと日本でも再認識されるとうれしいですね」と映画監督としての心境を明かすと、次回作の構想がまだ何もないことを認めた上で「とにかく裏切りたいというのが常にあるんで、どうやったら裏切れるかなってことですね。意外とリメイクするのが裏切りだとかね……っていうか、その前に次回作撮るなんて言ってないですからね」とファンがドキリとする発言。それでもまだまだ映画監督としてやり足りないことがあるようで、「映画会議を半年後か1年後ぐらいにやっているのかなあぐらいの感じですね。会議でどうしようみたいなところからやっていきます」と新作着手にはまだ時間が掛かることをうかがわせた。監督第1作の映画『大日本人』がアメリカでリメイクされることが発表されるなど、海外で高評価を受けている松本監督だが、リメイクに関しては「どうなるんでしょうねえ。『大アメリカ人』になるのかどうか、まだわからないところがあります」と言葉をにごしていた。

 この後、現地時間12日の11時に記者会見を開いた松本監督は、その後21時30分からピアッツァ グランデ広場で行われる最新作『さや侍』の上映と舞台あいさつに出席予定。前2作とはテイストがまったく異なる作品だけに、海外の観客がどのような反応するかは松本監督自身も楽しみにしているに違いない。(編集部・福田麗)

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