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ディズニー不朽の名作『ライオン・キング』3D版が17年の時を越えて再び全米トップに! -9月19日版【全米ボックスオフィス考】

ディズニー不朽の名作『ライオン・キング』3D版が17年の時を越えて再び全米トップに! -9月19日版
いまだ人気は衰えず! -映画『ライオン・キング/ディズニー デジタル3D』より - (C) Disney

 今週全米トップに輝いた映画は、およそ17年前に初公開されたディズニー・アニメ映画『ライオン・キング』の3Dバージョンである映画『ライオン・キング/ディズニー デジタル3D』で、リバイバル映画としては1997年3月にデジタル版で再お目見えした映画『スター・ウォーズ/ジェダイの復讐 特別篇』以来の初登場でナンバーワンの映画となった。

 3,015万ドル(約24億1,200万円)の興収をたたき出した『ライオン・キング/ディズニー デジタル3D』は、過去9月公開された映画のデビュー週収益記録歴代ランキングで第4位につけており、2002年にIMAX版として再映された時よりも好成績で、2009年に再映されたディズニー・アニメ映画『トイ・ストーリー 3D』『トイ・ストーリー2 3D』と比べても2倍の収益を上げている。ほとんどのアニメがデジタル化されてしまったディズニーで、1994年に公開された作品の全世界興収で王座に君臨している『ライオン・キング』の人気は、17年たった今でも衰えておらず、今回の3D公開で歴代で最も売れた映画ランキングの第25位から第17位に跳ね上がり、現時点の総合収益は3億5,870万ドル(約286億9,600万円)と、この作品がこれからどこまで記録を伸ばすかに注目が集まっている。(1ドル80円計算)

 ディズニーの観客調査によると、59パーセントは25歳以下、そして56パーセントが女性客、そして全体の92パーセントが3D上映を観に来ていたという結果が出ている。

 第2位は、先週の成績から35.1パーセントの興収減となった映画『コンテージョン(原題) / Contagion』で1,455万ドル(約11億6,400万円)。公開から10日で4,430万ドル(35億4,400万円)の収益となっており、最終トータルは8,000万ドル(約64億円)前後になると予想されている。

 第3位は、今週初登場のアクション・サスペンス映画『ドライブ(原題) / Drive』で1,134万ドル(約9億720万円)。インディーズ映画の王子様(!?)ことライアン・ゴズリング主演で、第64回カンヌ国際映画祭では監督のニコラス・ウィンディング・レフンが監督賞を受賞した作品。製作スタジオ側としては、一般映画ファンからの客足を期待した映画といわれていたものの、かなりバイオレンスなシーンも多く、この種のジャンルを好む通の映画ファンにとっては渋い映画と呼ばれカッコいいという評価もあるのだが、アメリカ中西部や南部などの都会から離れた一般映画ファンからは容易に受け入れられる映画ではなく、収益につながる主流映画にはなれないという現実がある。

 依然としてトップ5圏内に位置して今週も第4位で頑張っているのが651万ドル(約5億2,080万円)の興収を上げた映画『ザ・ヘルプ(原題) / The Help』。公開後6週目というのに、先週と比べてたったの27パーセント収益減という恐るべきスタミナを見せており、これから映画賞シーズンに向けて有力な候補作品になることは確実といえる。

 今週上位5位の最後を飾るのが初登場スリラー映画『Straw Dogs(原題) / ストロー・ドッグス』で512万ドル(約4億960万円)。スティーヴ・マックイーン主演の映画『ゲッタウェイ』や、映画『戦争のはらわた』などでおなじみの巨匠、サム・ペキンパー監督の1971年の映画を、新たに映画『X-メン』シリーズのサイクロプスを演じたジェームス・マースデン主演でリメイクしたものだが、ボックスオフィスでの結果はイマイチ。2011年に公開されたリメイク作品は、映画『アーサー(原題) / Arthur』を筆頭に芳しくない成績となっており、この後2011年後半に公開予定の映画『フットルース(原題) / Footloose』など、これからも続くリメイク作品に暗雲が立ち込めている。

 さて、今週末はアクションファンにもドラマファンにも喜んでもらえそうな作品がそろった。特にブラッド・ピット主演の野球ドラマ『マネーボール』は、すでに映画評論家たちの間で非常に評判が高い。実話に基づいたこの映画は、かつて貧乏プロ野球チームでどうしようもなかったオークランド・アスレチックスのゼネラルマネージャーがチームを見捨てずに何とか再建しようと、統計学を応用するもので、効率良く、予算内で優秀なプレーヤーを連れてくるという方法でチームを盛り立てやがて再建に大成功するという、スポーツ業界の伝説にもなっている元気の出るストーリー。スポーツモノが大好きなアメリカの映画ファンがこぞって映画館に足を運びそうだ。また、日本球界を代表するスラッガーのゴジラこと松井秀喜が所属しているチームとして日本でも認知度が高く、日米で大ヒットの可能性を秘めている

 2本目は、映画『トワイライト』シリーズでジェイコブを演じてアメリカの少女たちに人気のテイラー・ロートナー主演のアクション映画『アブダクション(原題) / Abduction』。テイラーファンはもちろんのことアクションファンにも受けそうな作品。

 3本目はアクション・ドラマ。ジェラルド・バトラー主演映画『マシンガン・プリーチャー(原題) / Machine Gun Preacher』という作品で、以前は麻薬の売買などもやっていた主人公が、キリスト教徒になりアフリカに渡り、兵士になることを強要されている少年たちを救うべく立ち上がるという実話を基にした作品である。

 今週は、まだまだある! ジェイソン・ステイサム、クライヴ・オーウェン、ロバート・デ・ニーロ共演の映画『キラー・エリート(原題) / Killer Elite』。このメンツからお察しのとおり究極のアクション映画だ。こちらも実話を基にした作品で、デ・ニーロ演じる元イギリス陸軍特殊部隊の恩師を救出すべく、ジェイソンが悪を倒していくというどこかで聞いたようなストーリーだが、それでもある程度お客が入ると予想できるのはハリウッドならでは。

 最後はファミリー映画でこちらも実話を基にしたお話で、映画『ドルフィン・テール(原題) / Dolphin Tale』。尾ビレが切れてしまった瀕死(ひんし)のイルカを救うために少年、学者、医者らが力を合わせてイルカの義足ならぬ“義尾ビレ”を開発するという、究極の元気の出る映画。モーガン・フリーマン、ハリー・コニック・Jr、アシュレイ・ジャッドらが出演している。

 これだけズラリと新作がそろうと、次回のチャート争いはかなり面白くなりそうである。ご紹介した話題の新作もちょうど5本ということは、トップ5の総入れ替えになる可能性も大アリだ。(文・ロス取材:明美・トスト/Akemi Tosto)


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