美女伝説を追う!オードリー・ヘプバーンはなぜ今でも愛され続けるのか?

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オードリーのハリウッド・デビュー作『ローマの休日』 - TM & Copyright(c)2011 By Paramount Pictures. All Rights Reserved.

 20世紀を代表する美女としてグレイス・ケリーエリザベス・テイラーと共に必ず名前の挙がる「銀幕の妖精」ことオードリー・ヘプバーンは、日本でも絶大な人気をキープしているが、今でもオードリーが特別に愛される理由を探ってみた。

 オードリー最大の魅力、それは見る者をたちまちとりこにしてしまう輝く大きな瞳とキュートな笑顔だろう。スターとしての地位を確立したハリウッド・デビュー作『ローマの休日』で、特に印象的だったのが、かの有名な「真実の口」に手を差し込むシーン。共演者のグレゴリー・ペックは真実の口に手を差し込む際、中に飲み込まれてしまったかのように手を袖口に隠し、オードリーにドッキリを仕掛けた。手を失ったかのように振る舞うペックに、本気で驚き、愛くるしい笑顔になるあのリアクションは、演技ではなくオードリーの自然体のものだったという。後年、遺作となった映画『オールウェイズ』では、天使のほほ笑みを浮かべるオードリーに心を動かされたという人も多いだろう。

 まるでモデルのようなスタイルを持ち、世の女性たちのファッション・アイコンとなっているオードリーは、圧倒的に女性からの支持が高い。マリリン・モンローのようなセクシーな女優がもてはやされていた時代、喜劇映画の巨匠ビリー・ワイルダーは「膨らんだ胸の魅力を、オードリーが過去のものにするだろう」と予言した。映画『シャレード』『おしゃれ泥棒』などでジバンシイのドレスに身を包んだスレンダーでファッショナブルなオードリーは、ワイルダーの言葉通り美女の定義を変化させ、その当時だけではなく現在でも女性たちの目を楽しませてくれている。また、映画『麗しのサブリナ』では彼女が着た細身のパンツが流行し、“サブリナパンツ”と名付けられたことは有名だ。

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 ラブコメで本領を発揮してきたオードリーを、演技の上でもプライベートでも新境地へと導いたのが映画『尼僧物語』だ。オードリーは、灼熱(しゃくねつ)のコンゴで過酷な撮影に耐えるばかりか、アフリカで看護師として働くシスターで、反戦運動に身を投じることになる難しい役柄にチャレンジしている。その作品での真っすぐなまなざしと清らかな美しさは、後にユニセフの親善大使としてアフリカやアジアの国々の助けを必要とする子どもたちと触れ合うオードリーの姿と重なって見えなくもない。自ら子どもたちの元へ足を運び、積極的に献身的に社会活動に参加するオードリーは、スクリーンで見る彼女とはまた違った聖女のような美しさをたたえている。

 オードリー・ヘプバーンが亡くなって20年近くもたったが、映画の中でならいつでも彼女の笑顔に会うことができる。もう一度、オードリーの作品でその魅力をじっくり味わってみるのもいいだろう。(岩永めぐみ)

 映画『ローマの休日』は10月1日午前11時15分より放送。

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