『ジョン・ウィック』シリーズ新作に主演！アナ・デ・アルマスって何者？

提供：キノフィルムズ

2025年7月25日

　人気アクション映画『ジョン・ウィック』シリーズ最新作『バレリーナ：The World of John Wick』の主演に抜てきされ、美しき暗殺者イヴを演じているのは、キューバ出身の37歳の女優アナ・デ・アルマスです。ハリウッド進出後の快進撃はすさまじく、今や最もホットな女優と言っても過言ではないアナは本作での来日も決まっており、8月7日に開催されるジャパンプレミアで日本のファンと交流する予定です。そもそもアナとは何者なのか？　華麗なるキャリアと華やかな恋愛遍歴から彼女の魅力に迫りました。（編集部・市川遥）

演技力もアクションもすごい！華麗なるキャリア

　アナは1988年4月30日、スペイン語圏であるキューバ・ハバナ生まれです。14歳からキューバ国立劇場で演技を学び、16歳でスペイン／キューバ製作の『カリブの白い薔薇』（2006）で映画デビューし、18歳でスペインに移住してからはテレビドラマへの出演で人気に。しかし、「冒険と挑戦が好き」という彼女は26歳の時、そんなスペインでのキャリアを捨てて、英語が話せないことを物ともせずにアメリカに渡り、ハリウッドに進出しました。

　ハリウッド進出作となるキアヌ・リーヴス主演スリラー『ノック・ノック』（2015）では、全裸で主人公を誘惑し、地獄の底に突き落とす女性ベルを鮮烈に演じたアナ。当時は英語のセリフの意味がわからず、音で丸暗記することで対応していたというから驚きです。そこから1日7時間の英語のレッスンに加え、自宅では英語学習者におなじみのドラマ「フレンズ」を英語字幕付きで観て猛勉強。わずか4か月という超高速で英語を物にした努力の人でもあります。

　単に“セクシーなラテン系”というだけの役柄は演じたくないという強い思いを持っていたアナの、その後の活躍は特筆すべきもの。『ブレードランナー 2049』（2017）で演じたのは、AI搭載のホームオートメーションシステム・ジョイ。バーチャルの“理想の恋人”として主人公（ライアン・ゴズリング）を癒やしつつ、時に見せる儚げな顔で映画ファンを虜にしました。『ナイブズ・アウト／名探偵と刃の館の秘密』（2019）では変わり者の名探偵（ダニエル・クレイグ）が相棒役に任命する地味な看護師にふんし、そのピュアでコミカルな演技は高く評価されて、演技派としても注目されることになりました。

　そして、『007／ノー・タイム・トゥ・ダイ』（2021）で務めたCIAエージェントのパロマ役では、アクションの才能の片りんを示すことに。美しくセクシーな見た目とは裏腹に天然で熱血なパロマはアナのために書かれたキャラクターで、新たなボンドガール像を打ち出して多くのファンを獲得。スケジュールの都合で時間が十分には取れなかったアナは、わずか3週間のトレーニングで激しいアクションシーンをこなし、そのポテンシャルの高さを見せつけました。

　映像や音声など手に入るすべてを研究し、体を張った熱演でマリリン・モンローに成り切った『ブロンド』（2022）では、ベネチア国際映画祭で14分のスタンディングオベーションを受け、アカデミー賞主演女優賞にもノミネート。コメディーもシリアスなドラマも、体当たりの演技もアクションもお手の物で、困難なことも軽々こなしてみせる圧倒的なカリスマを持った女優がアナなのです。

モテすぎ！華やかな恋愛遍歴

　セクシーでありながら愛くるしい笑顔が印象的なアナは、プライベートでも無双状態。スペイン時代はスペイン人俳優と結婚しており、その後離婚。ハリウッドにやって来てからは、『底知れぬ愛の闇』（2022）で共演した俳優のベン・アフレック、マッチングアプリTinderの重役、キューバ大統領の義理息子といった大物たちとのデート報道でゴシップ誌をにぎわせました。

　直近では、あのトム・クルーズとのバレンタインデート、そして誕生日デートが報じられ、ビッグカップル誕生か!?　と世間が沸き立つことに。しかしトムとの“デート”にはダグ・ライマン監督なども同行しているようで、どうやら共演作を一緒に進めているというのが真相のよう。しかし、アナいわく、トムとのプロジェクトは一つだけでなく「複数」あるといい、トムがアナの才能に心底ほれ込んでいるというのは疑いようのない事実といえそうです。

『ジョン・ウィック』シリーズ新作で魅力爆発！

　そんなアナは『ジョン・ウィック』シリーズ最新作となる『バレリーナ：The World of John Wick』で、『007／ノー・タイム・トゥ・ダイ』で開花させたアクション女優としての魅力を爆発させています。銃、刃物、カンフーを融合させた高難度のアクションの連続で知られる『ジョン・ウィック』シリーズで主演を張るにあたり、アナは3～4か月のトレーニングをして超絶アクションを体に叩き込み、誰にも止められない復讐の女神イヴを体現。身長・体格で勝る男たち相手でも一切ひるむことなく、猫のようにしなやかに、時にずる賢く、斧に火炎放射器と使える物は何でも使って死体の山を築いていく姿にうっとりさせられます。

　幼くして孤児となり、伝説の殺し屋ジョン・ウィック（キアヌ）を生んだロシア系犯罪組織「ルスカ・ロマ」で暗殺者として育てられたイヴは、任務中にかつて父を殺した暗殺教団の手掛かりを得ることに。復讐のため、組織の掟に背いて単身、教団の縄張りに足を踏み入れたイヴの前に、ルスカ・ロマから送られたジョン・ウィックが現れて……。ジョン・ウィックとイヴの対峙は緊張感に満ちており、“伝説”を前にしても一歩も引かず、歯を食いしばって食い下がるイヴにあっぱれ！　暑い夏をさらに熱くする、アナの魅力が詰まったアクション映画『バレリーナ：The World of John Wick』をぜひ劇場の大スクリーンで！

映画『バレリーナ：The World of John Wick』は8月22日より全国公開
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