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スピルバーグ監督『タンタンの冒険』プレミア、生まれ故郷ベルギーはじめヨーロッパ3都市で開催!

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ベルギーはじめヨーロッパで開催されたプレミアはどこも大盛り上がり!-パリでのスティーヴン・スピルバーグ監督
ベルギーはじめヨーロッパで開催されたプレミアはどこも大盛り上がり!-パリでのスティーヴン・スピルバーグ監督

 世界中で愛されるコミックの映画化で、スティーヴン・スピルバーグ監督最新作『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』のワールド・プレミアが、22日、タンタンの生まれ故郷ベルギー王国で、国を挙げての歓迎ムードの中開催された。

映画『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』場面写真

 本作は、ベルギーの漫画家エルジェが1929年に生み出した、世界50か国、80の言語で翻訳されている人気コミックが原作。スピルバーグ監督がピーター・ジャクソン監督とタッグを組み、スピルバーグ監督初の3D映画として製作された。首都ブリュッセルで行われた、ベルギー王国史上初になるという映画のワールド・プレミアに際しては、市内に数え切れないほどのタンタンのポスターが貼られ、開催前には作中に登場するクラシック・カーのパレードも。プレミア本番では、スピルバーグ監督、タンタン役のジェイミー・ベルらに加え、ベルギー王室のアストリッド王女らも参加するなど、まさに国中がタンタン一色に染まった。

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 この国を挙げての歓迎ムードには、記者会見に出席したスピルバーグ監督も「この映画をタンタンの発祥地であるベルギーで最初に披露することができることに誇りを感じている」とご満悦。1981年の『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』を作ったことが、タンタンとの出会うきっかけだったという監督は、「電話で映画化の話をしたとき、エルジェも『レイダース~』が大好きだと言ってくれた。エルジェがこの作品を観たらきっと映画を気に入ってくれると思う」とタンタンの生みの親への思いと共に、作品への自信を語った。

 その後スピルバーグ監督一行は、「タンタン特別列車」となった、ブリュッセルとフランスなどを結ぶ高速列車タリスに乗り込み、同日夜のパリでのプレミアにも参加。ここでも観客の熱狂ぶりは変わらず、タイトルにもなっている「ユニコーン号」の一部が装飾された劇場には、およそ3,000人の観客が集まったという。さらに翌23日にはロンドンでもプレミアが開催。ここでは、サッカリンを演じるダニエル・クレイグサイモン・ペッグニック・フロスト、さらに脚本に名を連ねるエドガー・ライトなど英国メンバーが集合。タンタンの相棒スノーウィそっくりな犬まで登場し、また違う盛り上がりを見せた。

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 スピルバーグ監督作ながら、アメリカでの公開が最後になるという本作。世界に先駆け、10月26日に公開されるヨーロッパのベルギー、パリ、ロンドンで行われたプレミアの、観客や現地マスコミを含めた大きな盛り上がりからは、本作が原作同様、ヨーロッパを出発点として世界的な人気作となることを予感させる。(編集部・入倉功一)

映画『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』は12月1日よりTOHOシネマズ スカラ座ほかにて全国公開

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