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ゲイリー・オールドマンが過去の作品を振り返る!『シド・アンド・ナンシー』から『ダークナイト』まで!

ゲイリー・オールドマンが過去の作品を振り返る!『シド・アンド・ナンシー』から『ダークナイト』まで!
ゲイリー・オールドマン

 映画『シド・アンド・ナンシー』や『プリック・アップ』で頭角をあらわし、その後映画『ドラキュラ』や『不滅の恋/ベートーヴェン』などで強烈な演技を披露したイギリスを代表する俳優ゲイリー・オールドマンが、ニューヨークのタイムズ・センターで開かれたイベントで、過去の作品について振り返った。

 同イベントでは、独立系映画作品から映画『ハリー・ポッター』シリーズや映画『ダークナイト』シリーズまで、彼がかかわった印象深い作品を取り上げ、その当時の撮影エピソードを聞いている。

 『シド・アンド・ナンシー』 シド・ヴィシャス役

 「この作品で、まず映画界でのキャリアをスタートさせたと思っているんだ。それまで2年間は、舞台をやっていたからね。この映画の後すぐに映画『プリック・アップ』にも出演しているが、若手の俳優で自分の演技の多様性を披露できる機会をあのような形で、二度も与えられることは非常に幸運だったと思う……。それは、僕自身もこのような作品を探していたわけではなく、偶然に依頼されたと思っているからでもあるんだ。ただ、僕はこの『シド・アンド・ナンシー』を観ることができないんだよ(笑)。あれは、あくまで僕の昔の演技で、自分に厳しい僕は、あれは舞台のカーテンが上がる前の演技だと思っている。だから、あの演技を今は足で踏みつけたいとも思っているんだ!(笑)」とかなり評価された作品であるにもかかわらず、彼はさらなる高見を追求してきたようだ。

 『ドラキュラ』 ドラキュラ伯爵役

 「カリフォルニア州ナパ・ヴァリーで、“キャンプ・コッポラ”と呼ばれる4週間ものリハーサルを行ったんだ。コッポラのもとで作られたワインを飲み、彼が作ってくれた料理を食べながら、大声を出して脚本の読み合わせをしたり、即興をしたりしていたんだ。ただ僕の役は、400年以上生きながらえたドラキュラという設定だから、初めはどのように演じて良いのかわからなかったが、ほとんどは自分の想像で演じていたよ」と明かした。

 『トゥルー・ロマンス』 ドレクスル・スパイビー役

 「トニー・スコット監督にカリフォルニア州L.Aにあるフォー・シーズンズ・ホテルで会って、僕は彼に、もしこのストーリーの内容が明確にわからなければ出演しないと言ったら、彼がこの役は、黒人と勘違いしているぽん引きの白人なんだと説明してくれて、その話を聞いただけで、出演するよ!と決めて握手したんだよ!(笑) 撮影中は、トニー監督が僕に言ってほしい台詞をメモにして渡してくれていて、用意された5台のカメラのもと、何度も何度も僕は台詞を読み返しながら撮影していたんだ。ただ良いカットを撮ると、トニーはまるでワールドカップ・サッカーのチャンピオンになったように“素晴らしい”と叫ぶんだ!(笑)」と面白いエピソードを話してくれた。

 『不滅の恋/ベートーヴェン』 ルードヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェン役

 「実はこの映画に出演するまで、『シド・アンド・ナンシー』でシド・ヴィシャス役、『プリック・アップ』でジョー・オートン役、そして『JFK』でリー・ハーヴェイ・オズワルド役を演じてきて、すべて実在する人物ばかりで、伝記映画の俳優と思われたくなくて、この映画の出演を二度も断ったんだ。そして、この役がアンソニー・ホプキンスが演じることになったが、結局彼も降板して、その1年後に、再び僕に依頼されたんだよ。ただ、その時はこの映画の監督バーナード・ローズに説得されて出演したんだ。撮影前には、ピアノを毎日5、6時間練習していた。ただバーナード・ローズ監督は、映画の曲に合わせ脚本を書いていたため、すごく演じ易かったのを覚えている」と述べた通り、彼のベートーヴェン役は強烈な印象を植え付けた。

 『ハンニバル』 メイスン・ヴァージャー役

 「この映画は、これまで演じた作品の中でも最も自由な体験が出来た作品だった。なぜなら車イスに座り、顔中はメイクアップが施された片目だけの男で、ほとんど体を使った演技が制限されていたために、ゲイリー・オールドマンを完全に消すことが出来たからだ。つまり、6時間かけて施されたメイクアップは、まるでハロウィーンの衣装を着ているようで、それが僕に自由な演技をさせてくれたんだよ」と今までになかった新鮮な体験だったようだ。

 『ダークナイト』 ジム・ゴードン警部補役

「クリストファー・ノーラン監督は、僕にジム・ゴードン警部補という、これまでの僕の役柄と違い、善良な人物役としてキャスティングしてくれたことに感謝したい。あの映画ではヒース・レジャーと共演していて、彼が何か特別なことをしようとしているのがわかったんだ。セット内でそれが感じられ、僕は彼がリラックスした状態で、自由で全く予想できない演技をするヒースを、称賛の目で見ていたよ……」と涙目になりながら語った。

 上記に挙げられた映画以外にも、日本で有名な映画『レオン』や『フィフス・エレメント』などの話には及ばなかったが、個性的な俳優の一面を垣間見た気がした貴重な取材になった。来年には、ファン待望の映画『ダークナイト ライジング』が控えている。 (取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)


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