子役からのステップアップには何が必要?フランスの名優メルヴィル・プポーがアドバイス!

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変わらぬイケメンぶりも披露したメルヴィル・プポー

 29日、渋谷の映画美学校において、アクターズ・コース公開講座「映画俳優との対話『メルヴィル・プポー 演技と演出を語る』」が行われ、フランスの俳優メルヴィル・プポーが、俳優志望の若者たちと自らの演技について語り合った。

「映画俳優との対話『メルヴィル・プポー 演技と演出を語る』」写真ギャラリー

 本講座は、プロの映画俳優をゲストに迎え、対話形式でこれまでの経験や演技に対する考えを聞くという有料イベントで、彼らの演技の神髄に触れられる貴重な機会となっている。この日はフランスの作家主義的な作品に数多く出演するメルヴィルの講義とあって、会場には男女問わず多くの俳優志望の若者たちが詰めかけた。

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 メルヴィルのデビューは、2011年8月19日に急逝した巨匠ラウル・ルイス監督1983年の作品『シティ・オブ・パイレーツ(英題) / City of Pirates』。家族を皆殺しにするミステリアスな少年を演じ、わずか9歳でのデビューであった。彼の母親が、ヴィム・ヴェンダースアキ・カウリスマキといった、作家性の強い監督の映画をPRしていたことからルイス監督と知り合い、出演をオファーされたといい、「撮影現場はクレイジーな考えを持つ大人が多くて楽しかった。彼との出会いがなければ、その後も役者をやろうとは思わなったでしょうね」と述懐するメルヴィル。

 その後も、ジャック・ドワイヨンエリック・ロメールフランソワ・オゾンといった監督たちとの撮影秘話を披露。それは、ひとりの子役が、大人の役者としてステップアップしていく過程を披露する講義でもあった。そんな彼に「子役のときから演技をしてきた中で、(大人になって)今の演技に役立った経験はありますか?」と質問を寄せたのは、諏訪敦彦監督の『M/OTHER』で、三浦友和の息子を演じた高橋隆大。しばらく映画界を離れていたという彼は現在、アクターズ・コースの受講生で、役者の道に再びチャレンジしているのだとか。

 そんな彼にメルヴィルは、「子役がキャリアを積み重ねるのは確かに難しいですよね。成長するにしたがってかわいさは失われ、子どものときに演じていたような役は演じられなくなります。でもそれはラッキーなことだと思うんです。自分が進化しているんだとポジティブにとらえられるんですから。あなたが今、(大人として)存在しているのは自然の贈り物なんです。ですからあるがままに、与えられた役に接していけばいいのではないでしょうか」と子役出身ならではのアドバイスを送っていた。(取材・文:壬生智裕)

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