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デヴィッド・クローネンバーグ監督の名作『ヴィデオドローム』リメイク版の監督にコマーシャル界のアダム・バーグが決定か?

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俺の『ヴィデオドローム』を超えられるかな -  デヴィッド・クローネンバーグ監督
俺の『ヴィデオドローム』を超えられるかな - デヴィッド・クローネンバーグ監督 - Marc Stamas / Getty Images

 ユニバーサル・ピクチャーズが企画中のデヴィッド・クローネンバーグ監督の初期の名作『ヴィデオドローム』リメイク版の監督にコマーシャル界で活躍するアダム・バーグが決定か?とのニュースがDeadline.comによって伝えられた。

いよいよ10月に日本公開! デヴィッド・クローネンバーグ監督作 映画『危険なメソッド』場面写真

 アダム・バーグはPhilips社のコマーシャル「カルーセル(原題) / Carousel」でカンヌ国際広告賞を受賞するなどコマーシャルの監督として高い評価を受けている一方、映画『X-MEN』シリーズからのスピンオフ企画『デッドプール(仮題) / Deadpool』の監督候補になるなど映画界も目をつけている才能あるクリエイター。特にコマーシャル「カルーセル(原題)」は初期のデヴィッド・クローネンバーグ的な映像が観られると評判になったこともある。

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 1982年製作の『ヴィデオドローム』は、過激な映像を売りにした地方テレビ局の社長マックスが、偶然、拷問と殺害が繰り広げられる映像「ヴィデオドローム」を見つけるが、その映像を観たことで、幻覚を見始め、幻覚と現実の区別がつかなくなって自滅するというホラー作品。特殊メイクは、マイケル・ジャクソンの「スリラー」の特殊メイクアーティストで知られ、アカデミー賞メイクアップ賞を7回受賞している特殊メイクアップの巨匠リック・ベイカーが担当していることでも広く知られている。

 リメイク版の脚本は、映画『トランスフォーマー/リベンジ』のアーレン・クルーガーが担当、1982年のオリジナル版の設定を現代に移し変え、ナノ・テクノロジーの可能性を描いた、さらにスケールの大きなSF作品に仕上げているという。

 これはデヴィッド・クローネンバーグ監督ファンならずともぜひとも観てみたい作品になりそうだ。(後藤ゆかり)

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