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脱ギプスの釈由美子、松葉づえなしで登場!女優根性を見せる

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筒井真理子に支えられながら、退場する釈由美子
筒井真理子に支えられながら、退場する釈由美子

 骨折で全治2か月と診断された女優の釈由美子が2日、有楽町スバル座で行われた映画『リトル・マエストラ』の舞台あいさつに登壇した。ブログではまだ片方だけ松葉杖を使うなど不自由な様子を報告していた釈だが、この日は松葉杖なしで登場。舞台脇の階段をつかまりながら入場し、退場時も共演者に支えられてはいたものの、舞台あいさつでは明るい笑顔を浮かべ、女優根性を見せた。

映画『リトル・マエストラ』初日舞台あいさつフォトギャラリー

 釈は先月5日にスキーロケで左足首を骨折して全治2か月と診断された。骨折後初めて公の場に姿を見せた本作の完成披露試写会では、左足をギプスで固定し、入退場は緞帳(どんちょう)で隠すなど、観客の前で歩く姿は見せていなかった。それだけにこの日、釈が階段を上がると客席から温かい拍手が起こった。

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 そんな釈は劇中ではオーケストラのバイオリニストを演じる。「愛と絆が詰まった温かい作品になっています」と笑顔であいさつすると、撮影中はカニを食べられるシーンがあり大喜びしたものの、出てきたのは「かに玉」だったというエピソードも紹介。それを受けて「金沢のロケでは筒井(真理子)さんたち4人で夜ホテルから脱走して回転ずしに行って、食べたカニが『本物だー!』って感動しました」と楽しそうに振り返っていた。

 この日はほかに、キャストの有村架純松本利夫篠井英介筒井真理子上遠野太洸前田吟雑賀俊郎監督も登壇。『SPEC』シリーズやNHK連続テレビ小説「あまちゃん」にも出演するなど話題の美少女・有村は、「台本ではただの言葉でも、実際に相手の方がいてお芝居をすることで涙が出たり、怒りに変わったり、自分の感情が動かされると改めて感じさせられました」とキャリアある俳優との共演に手応えを感じている様子だった。

 『リトル・マエストラ』は田舎町で天才指揮者に間違われてしまった女子高生の美咲と、アマチュアオーケストラの面々が音楽を通して共に成長する姿を描いた感動作。石川県の小さな港町を舞台に、それぞれ悩みや苦しみを抱えながらもオーケストラでの演奏によって本来の自分の姿や誇りを取り戻していく人々の喜びを映し出している。(取材・文:中村好伸)

映画『リトル・マエストラ』は公開中

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