原恵一監督&加瀬亮イチオシの木下恵介作品

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木下恵介作品の話になると「あれも傑作」「これも必見」など白熱のトークを展開した原恵一監督と加瀬亮 - 撮影:金井堯子

 『二十四の瞳』をはじめ、数多くの名作を生み出してきた名匠・木下恵介監督の実話を映画化した『はじまりのみち』でコンビを組んだ原恵一監督と主演の加瀬亮が、本作と木下監督作品への熱い思いを語った。

 『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』などアニメーション監督として国内外で高い評価を得てきた原恵一監督にとって初の実写となる本作は、木下恵介監督の若き日のエピソードを題材にした作品。「最初は脚本だけのつもりが、監督もやりたくなった、やるべきだと思った」と語る原監督は、自ら監督を志願。以前から原監督のファンだったという加瀬によれば「セリフ一つにもこだわった丁寧な演出だった」とのこと。

 それもそのはず、原監督にとって木下恵介監督は最も敬愛する存在。病気の母親を疎開させるためにリヤカーで山越えしたというエピソードを、単なる美談で終わらせることなく、木下恵介という若き男の挫折と再生の物語として構築。演じる加瀬もまた「単純ないい人、愛される人物では終わらせたくない」と言い、共同作業でより味わい深い人物像に。

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 そうして二人が発見したのが、木下監督の過激さ。「ちょっと誤解を生じる言葉かもしれないですけど、本作を通して題材選びにしても演出にしても、とにかく新しいことにチャレンジした方なんだなって思うようになりました」と原監督。加瀬も「自分が過去の作品で描いたことを打ち消すようなこともしていて、相当好奇心旺盛というかチャレンジ精神がある。1本の作品としてだけじゃなく、時代背景まで照らし合わせて観たらより楽しめると思う」と再発見した木下作品の魅力を語った。

 そんな二人がオススメする木下恵介作品は、『永遠の人』(原監督)、『お嬢さん乾杯!』(加瀬)。「今回の役を演じる上で観たデビュー作『花咲く港』をはじめ、初期の喜劇もすごい」と加瀬はさらに付け加える。『はじまりのみち』は、まさにその時代を描いた作品だけに、今から予習しておけば、木下恵介という偉大な監督の若き日の思いを、より深く身近に感じられるはずだ。(取材・文:永野寿彦)

映画『はじまりのみち』は6月1日より全国公開

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