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トム・ハンクス、ラングドン教授役は未定 ダン・ブラウン新作の映画化で

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オスカーは「ワールドカップとパンケーキが合わさったようなもの」と語った、来日中のトム・ハンクス
オスカーは「ワールドカップとパンケーキが合わさったようなもの」と語った、来日中のトム・ハンクス

 現在開催中の第26回東京国際映画祭オープニング作品『キャプテン・フィリップス』で主演を務めたトム・ハンクスが18日、監督のポール・グリーングラスと共に東京ミッドタウンで行なわれた来日記者会見に出席した。4年ぶり7度目の来日となるハンクスは、昨日、同映画祭のオープニングセレモニーでグリーンカーペットを歩いたことに触れ、「日本の監督や俳優の皆さん、さらに安倍(晋三)首相にまでお会いできてとても楽しかった」と笑顔で語った。

トム・ハンクス、来日会見で笑顔!フォトギャラリー

 本作は、2009年、実際に起きたソマリア海域人質事件をテーマにしたリチャード・フィリップスの原作を映像化した実話サスペンス。海賊に拉致されたコンテナ船船長(ハンクス)の運命と、海軍特殊部隊ネイビーシールズによる救出作戦を緊張感あふれるタッチで描く。

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 今回、船長を演じるにあたって、原作者でありモデルとなったフィリップスから直接アドバイスを受けたというハンクスは、「自身の経験をディテールまで実に細かく教えていただいた。これがすごく参考になった」と述懐。さらに、実際にコンテナ船に乗り、船員たちと生活を共にしたことも明かし、役づくりへのこだわりを見せるも、オスカーついて聞かれると、「(オスカーは)ワールドカップとパンケーキが合わさったようなもの。招かれれば楽しむよ!」とジョークでかわしていた。

 また、ほとんどが海上での撮影だったことについてグリーングラス監督は、「1日12時間以上が海の上。本当にハードワークだった。ただ幸運なことに、わたしとトムは海に合った強靭(きょうじん)な足腰を持っていたようだね。波のうねりなど自然環境も過酷なものだったが、悪条件はむしろ映画にとってリアルな臨場感をもたらすので幸運なこと」と振り返った。

 本作の見どころについてハンクスは、「最悪なのは『生きる目的のない若者に銃を持たせること』とポールも言っていたが、この映画の悪役には、腐敗した国で希望を無くしてしまったという複雑な背景があることを理解する必要がある。それを踏まえた上で、それでも悪事は許してはいけないんだ」と映画に込められたメッセージを真剣な表情で強調した。

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 なお、主演が決定したと伝えられている「天使と悪魔」「ダ・ヴィンチ・コード」の作者ダン・ブラウンの最新作「インフェルノ(原題) / Inferno」の映画化についてハンクスは、「指名はされたが、まだ何もわからない。映画会社は僕(の出演)を欲しがっているだろうけどね」と、現段階では具体的な進展がないことを明かした。(取材・文:坂田正樹)

第26回東京国際映画祭は10月25日まで六本木ヒルズをメイン会場に都内各所にて開催
映画『キャプテン・フィリップス』は11月29日より新宿ピカデリーほか全国公開

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