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ベルリン銀熊賞受賞!チリのベテラン女優パウリーナ・ガルシアが初来日!

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初来日したチリのベテラン女優パウリーナ・ガルシア
初来日したチリのベテラン女優パウリーナ・ガルシア

 映画『グロリアの青春』で第63回ベルリン国際映画祭銀熊賞(女優賞)を獲得したチリのベテラン女優パウリーナ・ガルシアが22日、都内で行なわれた同作のトークイベントに出席した。初来日となったガルシアは、日本の印象について「まだ東京しか知らないけど、とても近代的で魅力ある街。人も優しくて寛容。わたしの目を見て話してくれる」と笑顔で語った。

映画『グロリアの青春』場面写真

 本作は、子どもも独立し、夫との離婚も乗り越えた58歳のキャリアウーマン、グロリアが、傷つき悩みながらも第二の人生を歩み始めるさまをパワフルかつ繊細に描く感動ドラマ。チリの俊英、セバスティアン・レリオ監督がメガホンを取る。

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 グロリア役についてガルシアは、「普通は60歳を目前にすると『人生の秋』だと感じるものですが、グロリアは大人の女性として『新たな春』を求めたとても現代な女性」と分析。また、演じるにあたって一番苦心した点については、「俳優にとって一人で部屋にいるシーンは、キャッチボールする相手がいないから最も難しい。演技が過剰にならないように気をつけながら、心の中で起こっている変化を表現することに集中した」と振り返った。

 さらに、本作では大胆なベッドシーンにも挑戦しているガルシアだが、「監督が描く地図を頼りに、わたしたちはカメラに向かって演じるだけ。この年になると脱ぐことも確かに大変なことだけど、脱いでしまえばもう何てことない」と貫禄のコメント。まさに、新たな人生を歩み始めた熟年女性を体当たりで演じ切ったガルシアは、満面の笑顔を浮かべながら「皆さんもこの映画をご覧になりながら、自分の中のグロリアを見つけてください」と力強くアピールした。(取材・文:坂田正樹)

映画『グロリアの青春』は3月1日よりヒューマントラストシネマ渋谷、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開

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