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塩谷瞬が二人一役!異色の法廷劇『ゼウスの法廷』初日に出演陣が喜び

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後列左から、高橋玄監督、川本淳市、野村宏伸、椙本滋、出光元 前列左から、速水今日子、吉野紗香、風祭ゆき
後列左から、高橋玄監督、川本淳市、野村宏伸、椙本滋、出光元 前列左から、速水今日子、吉野紗香、風祭ゆき

 8日、シネマート六本木で映画『ゼウスの法廷』初日舞台あいさつが行われ、野村宏伸椙本滋川本淳市吉野紗香速水今日子風祭ゆき出光元高橋玄監督が登壇した。

俳優陣&監督が感無量!フォトギャラリー

 同作は、常時300件もの訴訟を抱えていた判事・加納(塩谷瞬)が、自らの元婚約者(小島聖)が被告人となった裁判の担当判事を志願。裁判を通して二人が本当の自分を取り戻していく姿を描き出したラブストーリー。野村をはじめとした実力派キャストの共演も話題となり、イギリスのレインダンス映画祭でワールドプレミア上映された。

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 本作でユニークなのは高橋監督のアイデアで、判事・加納というキャラクターを、二人の俳優が演じた点だ。画面に映っているのは塩谷だが、セリフを吹き替えているのは、この日登壇した椙本という役割分担となっている。その椙本は、「二人一役という監督の斬新な演出によって、ここに立たせてもらえたのはうれしく思っています。僕は本編で、キャストの皆さんと絡みをさせていただいたつもりなんですが、実際は高橋監督とブースにい(て、吹き替えを行い)ました。このような形で初めてキャストの方と場を共有できたのが、うれしく思っています」と謝辞を述べた。

 一方、小島聖演じる主人公・恵の友人、鈴本役の吉野は、胸元の開いたセクシーなドレスで登場。「今日は雪も降らずに天気も良くなって、皆さんに足を運んでいただけてよかったと思います」と笑顔。さらに同窓会のシーンを「リハーサルでも実際のお店を借りたりして、カメラのないところでも(共演者と)プライベートの話をしたりし親交を深め、エチュードのような現場でした。楽しく撮影をさせてもらいました」と振り返った。

 高橋監督も「2011年の年末に撮影を始めて、翌年の春くらいまで再撮影をしました。とにかくいろいろありましたが、ようやく映画が完成し、初日を迎えることができました」と感無量の表情。さらに「この手の映画は、岡田(准一)君の『永遠の0』みたいに大きな宣伝ができません。今はインターネットの時代ですから、皆さんの口コミが生命線です。ぜひよろしくお願いします」と付け加え、そんな高橋監督の心意気に会場からは拍手が送られた。(取材・文:壬生智裕)

映画『ゼウスの法廷』はシネマート六本木ほか全国順次公開中

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