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『アイアンマン』のジョン・ファヴロー、新作で一人四役!

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インディーズが恋しくなったジョン・ファヴロー
インディーズが恋しくなったジョン・ファヴロー

 映画『アイアンマン』『アイアンマン2』などの監督で世界的に名をはせたジョン・ファヴローが、新作『シェフ(原題) / Chef』について語った。

ジョン・ファブロー監督映画『アイアンマン2』フォトギャラリー

 『シェフ(原題)』は、独自の味を追求してきた有名レストランのシェフ、カール(ファヴロー)がオーナーとけんかしてクビになるが、疎遠だった前妻と子供の協力を得てトラックの移動屋台を始め、全米を横断しながら客を集めていくというドラマ。ファヴローが製作・脚本・監督・主演の一人四役を担当した意欲作。

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 料理人の文化に興味を持ったのは「映画製作は、自分がとりこになるほどの題材でなければいけないと感じていて、今回はそれが料理だった。料理は映画向きで、個人的に映画『恋人たちの食卓』『二郎は鮨の夢を見る』などが好きだが、あのような料理人を描いた作品は少ない。さらに近年テレビでロックスターのように扱われるシェフにも興味があった。もともとシェフは有名人になることを考えていないため、欠点があってドラマ的にも面白いんだ」と製作意図を明かした。

 ファヴローは今作のために実際に有名なシェフに教わったそうだ。「実は今作の料理メニューを考えてくれたのが、あの有名シェフ、ロイ・チョイで、彼が今作に手助けしてくれたことから、料理人の文化や世界観を正しく映像で伝えなければいけないと感じた。そして、その時から僕の執筆した脚本、料理人としてのトレーニング、さらに食べ物の配置など、全て彼が見てくれた。彼は伝統的なフランス料理を僕にトレーニングしてくれて、僕が演じたカールにぴったりだった」と語った。

 今回、大作ではなくインディーズ作品を製作したのは「僕がコメディアンの頃からの知り合いのラリー・デヴィッドやルイス・C・Kが、インディーズ作品を楽しみながら演じていて、しばらく製作していなかったインディーズが恋しくなった。ただ、大作と違ってインディーズはセーフティーネットがない。大作はストーリーを把握し、良いキャストがいれば、他の監督でも何とかなる。ところがインディーズは自分がイスピレーションやエネルギーを失うと、その映画は公開せずに消えてしまう。大作のように悪くても公開されることもない。そんな保証されていない映画をまた製作したかった」と本音で答えた。

 映画は、現在の料理文化を鮮明に映し出しながら、人を喜ばせるために作る料理人に回帰した作品。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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