ADVERTISEMENT

『スター・ウォーズ』ファヴロー監督が明かす伝統技術への愛 日本食に通ずるこだわり

『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』より
『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』より - (C)2026 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved.

 映画『スター・ウォーズ』シリーズ7年ぶりの最新作『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』を手掛けたジョン・ファヴロー監督が、シリーズを支えたストップモーションアニメの巨匠とのコラボレーションについて語った。

【画像】かわいすぎる!グローグーとジョン・ファヴロー監督

 本作は、銀河帝国が崩壊した『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』(エピソード6)後の銀河を舞台に、伝説の賞金稼ぎ・マンダロリアンと強いフォースを秘めた小さな相棒・グローグーが、帝国の残党を追う任務に挑む冒険活劇。大ヒットドラマ「マンダロリアン」で人気を博したコンビのスクリーンデビュー作となる。

ADVERTISEMENT

 ドラマに続いて本作を手掛けたファヴロー監督は「最初に考えたのは、大スクリーンを最大限に活用するにはどうすればいいかということです。そのため、制作の初期段階からIMAXとパートナーシップを結び、彼らのフォーマットを最大限に生かした映画をたくさん観ました。そのうえで、テレビシリーズではやれなかった、スクリーンならではの表現を生かせるストーリーを書き上げたんです」と語る。

 そんな本作は、冒頭から“マンドー”ことマンダロリアンのアクションが満載。マンドーが対峙するバラエティー豊かなクリーチャーやドロイドには、ファヴロー監督をはじめとする制作陣の『スター・ウォーズ』愛がのぞく。

 「(マンドーが戦う)闘技場に出てくるのは、『スター・ウォーズ/新たなる希望』に登場するホログラム・チェス(デジャリック)のクリーチャーたちです。あのホログラムの元になった実際のクリーチャーとしてあの場面に登場しています。マンドーが出会う巨大な蛇(ドラゴンスネーク)は、アニメシリーズ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』から採用しています」

 「また、ライティングや構図に関しては、フランク・フラゼッタのようなファンタジー・アーティストの作品も参考にしています。アート部門がそうしたモンスターやシーンを描き、それらが視覚効果やセット、照明を構築するためのインスピレーションになるんです」

ADVERTISEMENT

 そして本作には、『新たなる希望』のデジャリックの場面でクリーチャーのストップモーション・アニメを手掛けた視覚効果の巨匠フィル・ティペットのスタジオも参加。マンドーがハット・ツインズの宮殿で戦う二体の巨大ドロイドもストップモーションで制作されたという。ファヴロー監督は、昔ながらの技術にこだわった理由をこう語る。

 「こうした手法を使うことで、映画はよりユニークなものになります。料理でいえば、シェフが特別な食材を使うことで、料理はより豊かになり、それだけ美味しいものに変わるのと同じです」

 「ストップモーションには“怪獣映画”のような味があるし、あのルックが大好きなんです。今回、フィル・ティペットとコラボレーションできたのは素晴らしい経験でした。一番大変だったのは、実写の俳優とストップモーションのアニメーションを違和感なく共演させることです。(特撮技術のパイオニア)レイ・ハリーハウゼンの作品も参考にしています。ハリーハウゼンは『アルゴ探検隊の大冒険』で生身の俳優と骸骨剣士の戦いを演出しましたが、ああした映像を成立させるには、膨大な計画と緻密な作業が必要なのです」

ADVERTISEMENT

 「まず私がアイデアを書いてストーリーボードを作りました。それをVFXスーパーバイザーのジョン・ノールに見せて、実現可能かどうか相談しました。現在のハリウッドでは、昔ながらの技術を使おうとすると凄く抵抗されるんです。『コストがかかるし、後から修正できない』と言われてね。でも、僕はそうした技術を観るのも使うのも大好き。そこで、まずはジョン・ノールを味方に引き込もうと思ったんです。僕らは子供のように大はしゃぎでしたよ(笑)。そこから、フィル・ティペットのスタジオを訪問したんです」

 「制作には何か月もかかりました。特にハットの宮殿では2体のドロイドが同時に動くから大変です。クローズアップの撮影に入るとセットを半分に分割して、2人のアーティストと2つのチームが同時に作業しました。こうした作業は日本食の素晴らしさに通じるものがあると思います。日本では料理の仕込みに膨大な時間とこだわりが注がれていますよね。準備の価値を理解すれば、作品全体がより豊かなものになります」

 その結果として「満足いく出来栄えになった」というファヴロー監督は「今はCGを使う方がはるかに簡単で安上がりです。それに最近の映画では、編集段階で映像をつないだ後に、スタジオの誰かが『やっぱり変えたい』と言い出すことがよくあります。CGなら変更が容易ですからね。しかし、今回のような撮影では、後から変更ができないため、事前にすべてを入念に計画しなければなりません。今の私はスタジオから変更を強要される立場ではなくなったこともラッキーでしたね(笑)」と笑みを見せた。

映画館で上映中の最新映画がお得に楽しめるキャンペーン実施中!|U-NEXT

※このリンクにはアフィリエイトタグが含まれており、リンク先での会員登録や購入などでの収益化を行う場合があります。

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
ADVERTISEMENT