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中山美穂、約12年ぶり連続ドラマ主演に勘が戻らないと吐露

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約12年のブランクについて語った中山美穂
約12年のブランクについて語った中山美穂

 16日、女優の中山美穂がシングルマザー役に挑む新ドラマ「プラトニック」(NHK)の完成披露試写会と記者会見がNHK放送センターで行われた。相手役を務めるKinKi Kids堂本剛と脚本を手掛けた野島伸司と共に会見に出席した中山は、「自分と役柄を比較することはありませんが、できる限り役を理解しながら演じました。たくさんの人に何か感じていただければ」と意気込みを語った。

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 本ドラマは、心臓疾患を抱えた娘を持つシングルマザー・沙良(中山)と、娘の命を救いたいという謎の青年(堂本)の運命的な出会いを描く感動のラブストーリー。約12年ぶりに連続ドラマの主演を務めた中山は、母と女の間で揺れ動く主人公・沙良をリアルに演じている。 

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 約12年のブランクについて中山は、「なかなか勘が戻らず、今も頭の中がセリフでいっぱい。重いテーマを持って進んでいく内容なのでとても難しかった」と吐露。また、今回シングルマザーを演じる中山は、現在離婚協議中と報じられている芥川賞作家の夫・辻仁成との間に一人息子がおり、ドラマの設定と実生活が重なる部分もあるが、本人は「わたしは自分と役柄を比べながら演じることはありません。役柄を理解したいとは思いますが、今回はキャラクターをつかむのがとても難しかったので、わからないなりに演じました。強いて言えば、長い間娘を看病している母親なので、髪は短い方がいいのかなって思いましたね」と演技に対する持論を展開した。

 中山の相手役を務めた堂本は、「野島さんとは約20年ぶりにご一緒させていただいたんですが、最初お話を聞いた時は興奮しましたね。この作品は、観る方がいろいろな答えを導いていける十人十色のドラマ。ライブ感を持って、オファーをいただいた野島さんの期待に応えたい」と力強くアピール。

 これに対して野島は、「今回は僕の方から二人に出演してほしいとリクエストを出しました。中山さんは、情感のあるお芝居をやらせたら日本でナンバーワンだと思うし、堂本さんは、20年前のオーディション(ドラマ「人間・失格 たとえばぼくが死んだら」)で思ったんですが、モノが違う」と絶賛。「脚本で届かない部分の『ニュアンス』の表現は、二人に委ねました」と信頼を寄せていた。(取材:坂田正樹)

NHK BSプレミアムドラマ「プラトニック」は5月25日スタート 毎週日曜日午後10時から放送

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