漫画原作に続編…『マスク』監督、ハリウッド映画の現状を痛烈批判!

第71回ベネチア国際映画祭

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オーウェン・ウィルソン、ベネチア国際映画祭に登場!

 第71回ベネチア国際映画祭にアウト・オブ・コンペティション作品として出品された映画『シーズ・ファニー・ザット・ウェイ(原題) / She’s Funny That Way』の会見が現地時間29日に行われ、オーウェン・ウィルソンピーター・ボグダノヴィッチ監督らが出席した。会見ではボグダノヴィッチ監督の辛らつなハリウッド批判が喝采を浴びた。

【写真】ベネチア国際映画祭フォトギャラリー

 映画『ペーパー・ムーン』や『マスク』など数々の名作を生み出してきたボグダノヴィッチ監督は、近年のハリウッド映画業界について聞かれると「残念ながら、続編だったり、漫画原作の映画版だったり、良くない方向にいっている」と口火を切り、「ジェームズ・キャメロンが映画『タイタニック』を撮って大ヒットして以来だろうね。映画業界は、多くの人間が大作で大金を稼ぐことを考えるようになってしまった。VFX(ビジュアル・エフェクツ)にも飽き飽きしているんだよ」と辛らつに批判。

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『マスク』などの名作を生み出してきたピーター・ボグダノヴィッチ監督

 それでも、ハリウッドには良心もあると言い「僕の隣にいるオーウェンは素晴らしい映画にばかり出ているね。ウディ・アレンはもちろんだが、クエンティン・タランティーノやウェス・アンダーソンなど、オリジナリティーにあふれた良い映画は山ほどある。僕は大作よりも小さな良作の方が好きなんだ。幸い、ハリウッドにはまだそんな小さな作品を愛してくれる人間もいる。僕は彼らと働いていきたいと思っているよ」と話すと、会場の記者からは大きな拍手が送られた。

 また、ボグダノヴィッチ監督は本作での仕事を通してオーウェンの才能を再確認したと話し「ウディやウェスが彼を気に入っている理由がわかった。彼はいったいどこからそんなセリフが出てくるんだ? と思うようなセリフが突然出てくるんだ」と絶賛。オーウェンも「紳士的で、俳優をサポートしてくれるところはウディと似ている。それに二人ともニューヨークを愛しているよね」とボグダノヴィッチ監督について語り、にっこりほほ笑んだ。

 本作はブロードウェイの裏側を描いたクラシカルな王道コメディーで、スクリーニングは笑い声があふれていた。会見では辛らつな言葉が飛び出したボグダノヴィッチ監督だが、会見の最後には自身の人生における映画作りについて「人の笑い声を聞くことは、人生で一番うれしいこと。フィルムメーカーにとって最高の喜びなんだ」とかみしめるように語っていた。(編集部・森田真帆)

第71回ベネチア国際映画祭は現地時間9月6日まで開催

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