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ベネチア映画祭結果発表!日本勢は受賞逃す【第71回ベネチア国際映画祭】

ベネチア映画祭結果発表!日本勢は受賞逃す
金獅子賞に輝いた『ア・ピジョン・サット・オン・ア・ブランチ・リフレクティング・オン・イグジステンス(英題) / A Pigeon Sat on a Branch Reflecting on Existence』のロイ・アンダーソン監督 - Venturelli / WireImage / Getty Images

 現地時間6日、第71回ベネチア国際映画祭コンペティション部門の授賞式が行われ、最高賞にあたる金獅子賞をロイ・アンダーソン監督作『ア・ピジョン・サット・オン・ア・ブランチ・リフレクティング・オン・イグジステンス(英題) / A Pigeon Sat on a Branch Reflecting on Existence』が受賞した。戦争の恐怖を真正面から描いた塚本晋也監督の『野火』は惜しくも受賞を逃した。

 『ア・ピジョン・サット・オン・ア・ブランチ・リフレクティング・オン・イグジステンス(英題)』は、アンダーソン監督が『散歩する惑星』(2000)、『愛おしき隣人』(2007)と共に構成した3部作“リビング・トリロジー”の3作目で、「鳩を見つめ続ける中年男性」や「年下のダンサーにセクハラをする女性ダンス教師」など、現代社会をシュールに風刺した、ファンタスティックでダークなユーモアにあふれたショートストーリー集。審査委員長を務めた『英国王のスピーチ』などのフランス人作曲家アレクサンドル・デスプラは「政治的、哲学的、詩的、人間的な作品を選びました」と説明した。

 また、デスプラ審査委員長は受賞を逃した『野火』について「塚本さんは素晴らしい監督です。彼の音楽も素晴らしかったですし、彼の才能はわたしたち全員が認めております」とコメント。審査員の一人である中国人女優ジョアン・チェン(『ラストエンペラー』)は「第二次世界大戦ではたくさんの人間が殺され、たくさんの都市が焼かれ、人々は拷問され、女性たちがレイプされました。日本はこれまで一度も公式な謝罪を示していません」と自身の考えを述べ、「わたしはこの映画を観てとても心を動かされ、とても素晴らしく、重要な映画だと思いました。わたしにとって力強い映画でした」と続けた。

 日本勢ではオリゾンティ部門に加瀬亮が主演した『自由が丘で』(ホン・サンス監督)が出品されたが、こちらも受賞はならなかった。(編集部・森田真帆)

受賞結果は以下の通り。

第71回ベネチア国際映画祭コンペティション部門受賞作品
■金獅子賞(最優秀作品賞)
『ア・ピジョン・サット・オン・ア・ブランチ・リフレクティング・オン・イグジステンス(英題) / A Pigeon Sat on a Branch Reflecting on Existence』(スウェーデン、ドイツ、ノルウェー、フランス)
ロイ・アンダーソン監督

■銀獅子賞(最優秀監督賞)
アンドレイ・コンチャロフスキー監督
『ザ・ポストマンズ・ホワイト・ナイツ(英題) / The Postman's White Nights』(ロシア)

■審査員大賞
ジョシュア・オッペンハイマー監督
『ルック・オブ・サイレンス(原題) / The Look of Silence』(デンマーク、フィンランド、インドネシア、ノルウェー、イギリス)

■審査員特別賞
『シヴァス(原題) / Sivas』(トルコ)
カーン・ミュデジ監督

■最優秀男優賞
アダム・ドライバー
『ハングリー・ハーツ(原題) / Hungry Hearts』(イタリア)

■最優秀女優賞
アルバ・ロルヴァケル
『ハングリー・ハーツ(原題) / Hungry Hearts』(イタリア)

■マルチェロ・マストロヤンニ賞(最優秀新人賞)
ロマン・ポール
『ル・デルニエ・クープ・ドゥ・マルトゥー(原題) / Le Dernier Coup de Marteau』(フランス)

■最優秀脚本賞
ラフシャーン・バニー・エッテマード、ファリド・モスタファビ
『テイルズ(英題) / Tales』(イラン)

【オリゾンティ部門】
■オリゾンティ賞(最優秀作品賞)
『コート(原題) / COURT』(インド)


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