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ソニー・ピクチャーズ映画部門の会長にトム・ロスマン氏が就任、サイバー事件の巻き返しなるか?

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ピンチのソニー・ピクチャーズを背負うトム・ロスマン
ピンチのソニー・ピクチャーズを背負うトム・ロスマン - Dimitrios Kambouris / WireImage / Getty Images

 米ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(SPE)は現地時間24日、SPE傘下のモーション・ピクチャー・グループの次期会長に、現トライスター・プロダクションズ会長のトム・ロスマンが就任することを発表した。

 ロスマンは、1994年からフォックス・フィルムド・エンターテインメントに勤め、同年その傘下のフォックス・サーチライトを設立し、自ら初代社長に就任した。そして2000年~2012年までフォックス・フィルムド・エンターテインメントの会長兼CEOを務め、その間に映画『タイタニック』『アバター』(2009)など世界中で興行的大成功を収めた作品を手掛けてきた。

 今回、新たに会長が就任することになった経緯は、昨年末にコメディー映画『ジ・インタビュー(原題) / The Interview』の上映阻止をもくろんだハッカー集団によって、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントがサイバー攻撃を受け、給料、予算、さらに多くの社員の個人情報が流出したことにある。

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 事件当時、同社共同会長を務めていたエイミー・パスカルのメールも世間にさらされ、バラク・オバマ大統領や数多くの著名人に対する批判的なやりとりがあったことが明らかになり、この騒動を受けて彼女はその地位を退いていた。

 新たな会長の就任で、ソニー・ピクチャーズは巻き返しを図ることができるのだろうか? (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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