『007』新作、メキシコからの約16億円の奨励金と引き換えに構想を改変

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映画『007 スペクター』の主演を務めるダニエル・クレイグ(ロケ地・オーストリアにて) - Hetfleisch / Getty Images

 『007』シリーズ最新作『007 スペクター』を製作中である米ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントとMGMの幹部が、メキシコからの1,400万ドル(約16億円・1ドル120円計算)の奨励金と引き換えに、同作の構想を変更していたとTax Analystsが報じた。該当シーンは、わずか4分ほどのオープニングシーンだという。

【動画】『007 スペクター』メイキング映像!

 Tax Analystsが昨年末に起きた北朝鮮によるソニーへのサイバーアタックで流出したメールを確認したところ、本作の製作陣がメキシコからの奨励金を受け取るために、キャスティングや撮影場所の提案などに快く応じてきたやりとりが含まれていたという。その変更は主に、メキシコをよりポジティブに描いてほしいという要求に基づいたものだった。

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 奨励金を受け取るための条件には、空中ショットなどでメキシコ都市のモダンな景観構造を強調することをはじめ、劇中に登場するシャッラという名の敵役にメキシコ人を起用せず、ボンドがシャッラを捜し始める際に登場するエステラ役には有名なメキシコ人女優を起用することのほか、シャッラの標的はメキシコ政府から国際親善大使などへ変更することや、メキシコ警察を特殊作戦群に変えることなどが含まれていたそうだ。

 ちなみに、エステラ役にはメキシコ人女優ステファニー・シグマンが抜てきされたばかりであり、シャッラ役にはイタリア人女優モニカ・ベルッチが起用されている。

 一体どのメキシコ権威者がこの莫大な奨励金を提供したのかは定かではなく、ソニーはこの件に関してコメントを拒否しているという。(編集部・石神恵美子)

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