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新『スター・ウォーズ』は『アバター』『ジュラシック』の牙城を崩せるか?

新『スター・ウォーズ』は『アバター』『ジュラシック』の牙城を崩せるか?
日本では本日18時30分に全国一斉公開される - 映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』より - (C) 2015Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved

 日本を含めた各国でのレッドカーペットイベントや、公開ギリギリまで本国アメリカでも批評家やマスコミ向けの上映も制限するなど徹底した秘密主義でファンの期待を高め、“世界の一大イベント”として本日から公開される映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』。同作においては、「果たしてどのような記録を残すことができるのだろうか?」という視点でも世界中で注目を浴びている。

■アメリカ国内編 VS. 『ハリポタ』&『ジュラシック』

 まずアメリカ国内の記録においては、前売り券の売り上げが現地時間15日の時点で1億ドル(約120億円)を超え、史上最高記録を打ち出したことが記憶に新しい。そしてようやく公開初日を迎えるわけだが、最初の勝負相手となる全米初日の興行収入歴代最高記録は『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』の9,107万1,119ドル(約109億2,853万4,280円)。上映館数で比較すると『ハリポタ』が4,375館、『スター・ウォーズ』が4,134館とやや不利のようにも思われるが、前売り券の様子を見る限り、『ハリポタ』の全米初日興収を上回り1位に輝く可能性は十分にある。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル120円計算)

 また初日が終了すると、今度は金曜日から日曜日にかけて集計されるオープニング週末興収の戦いが始まる。Deadlineなどによると配給・映画関係者が予測している、『スター・ウォーズ』の全米オープニング週末興収は1億8,500万ドル~2億2,000万ドル(約222億円~264億円)。全米オープニング週末興収の歴代最高記録は、『ジュラシック・ワールド』の2億880万ドル(約250億5,600万円)であるため射程距離内だ。さてこれでひと段落かと思いきや、今回の『スター・ウォーズ』は世界同時期公開ということでアメリカ国内だけではなく世界の記録とも同時に争うことになる。

日本でも2015年度の興行収入1位に輝いている『ジュラシック・ワールド』 - (C)2015 Universal Pictures

■世界編 VS. 『ジュラシック』

 米ディズニーはすでに公開されているフランスなどの12か国で、1,410万ドル(約16億9,200万円)の興収があったと報告。そのうちフランスの興収は520万ドル(約6億2,400万円)だったと発表した。これから土日にかけての興収が本当の勝負となるが、米国含む全世界オープニング興収1位を誇る映画『ジュラシック・ワールド』(5億2,490万ドル・約629億8,800万円)が、フランスでのオープニングが土日を含む5日間で1,445万8,036ドル(約17億3,496万4,320円)だったことを考えると、『スター・ウォーズ』が土日を迎えずともその三分の一を稼ぎ出していることからも、まずまずの数字だったといえる。

 そのほかニュージーランドでは、公開初日の興収が157万ニュージーランドドル(約1億2,560万円・1ニュージーランドドル80円計算)で、『アベンジャーズ』が保持していた101万ニュージーランドドル(約8,080万円)の記録を打ち破ったと NZ Herald が報道している。このように各国でもやはり、自国で『スター・ウォーズ』がどんな記録を打ち立てることができるのかには関心が寄せられているよう。ちなみに先ほどのディズニー発表の12か国の興収は、世界オープニング興収でかなり重要な位置を占めているイギリス、日本、中国などの興行収入は含まれていない。中国は少し離れた現地時間1月9日に公開予定だが、これらの国の初日がどうなるかによって、運命が決まるといっても過言ではないだろう。

『アバター』を監督したジェームズ・キャメロン - Michael Tullberg / Getty Images

■『ハリポタ』『ジュラシック』も牙城が崩せなかったラスボス『アバター』

 そして最後の戦いとなるのは、『ジュラシック』も『ハリポタ』も牙城を崩せなかった累計興行収入1位の座だが、この座には6年間『アバター』が君臨し続けている。同作は全米累計興行収入(7億6,050万7,625ドル・約912億6,091万5,000円)、累計世界興行収入(27億8,796万5,087ドル・約3,345億5,581万440円)の2冠を達成している。

 これには『アバター』の公開に合わせて、20世紀フォックスらが進めてきた映画館への3D上映の導入が功を奏し、観客のほとんどが3D鑑賞を目的に映画を観にいったことも背景にある。新『スター・ウォーズ』はIMAXや3Dにも対応しているが、『アバター』のときの3Dのように今までの技術をガラッと変えるような革新的な存在はない。しかし『スター・ウォーズ』には、『アバター』にはない38年来のファンがいる。このファンの存在によって『スター・ウォーズ』シリーズ10年ぶりの新作は、映画界に奇跡をもたらすことができるのだろうか。今戦いの火蓋が切られた。(編集部・井本早紀)


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