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人が死ぬ瞬間を見たい…湊かなえ原作「少女」が本田翼&山本美月主演で映画化

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本田翼と山本美月
本田翼と山本美月

 「告白」「贖罪」「白ゆき姫殺人事件」などで知られる湊かなえのサスペンス小説「少女」が映画化されることが決定した。人が死ぬ瞬間を見たいという危険な願望を持つ2人のヒロインに本田翼山本美月が抜擢され、『しあわせのパン』(2011)、『繕い裁つ人』(2014)などの三島有紀子がメガホンを取る。

 原作「少女」は、人が死ぬ瞬間を見るためにある行動に出る女子高生2人の夏休みを描いた物語で、累計発行部数100万部を突破したベストセラー小説。「親友の死体を目撃したことがある」と自慢げに話す転校生に刺激され、余命わずかな患者たちがいる小児科病棟でボランティアを始める由紀。陰湿ないじめにあい、人の死を目の当たりにすることによって生きる力を取り戻そうと老人ホームでボランティアに励む敦子。美しく多感な少女たちの心の闇が、それぞれの視点で語られていく。

 由紀役の本田と敦子役の山本は、共にこれまで明るいキャラクターを演じることが多く、本田は「由紀の様な役柄は正直少し不安だったのですが、『チャンスだ!』と思いました」、山本は「敦子は、感情の起伏が大きい子だと台本を読んで感じました。色々な感情を表現することに、凄くプレッシャーを感じていました」とそれぞれ新境地に挑む心境についてコメントを寄せた。

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 本田と山本はテレビドラマ「安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~」(2013)、「恋仲」(2015)などで度々共演をしており、撮影現場を訪れた原作者の湊は2人のキャスティングに太鼓判。「本田翼さんの演じた『由紀』というキャラクターは、誰よりも強くて、誰よりも弱い…無理をして強さを押し出している女の子です。最初に本田さんが演じると聞いた時から、『ぴったり!』だと思っていました。山本美月さん演じる『敦子』は、『由紀』とは反対に本当は強いけれど、一見ふわふわした感じで…弱さの中に自分を隠している子。山本さんのイメージとも相まって、敦子に合っているなと感じました」と評している。(編集部・石井百合子)

映画『少女』は今秋公開

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