白人男性だらけのアカデミー賞改革へ…女性&黒人など少数派の選考メンバーを2倍にすることが決定

第88回アカデミー賞

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白人男性だらけのアカデミー賞が改革へ! - iStock.com / EdStock

 現地時間22日、米アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーが、2020年までに女性や黒人など少数派のアカデミー賞選考メンバーの数を現在の2倍にすると発表した。2年連続でアカデミー賞の俳優部門にノミネートされた20人が全て白人だったことに対する抗議の声がSNSなどで沸騰し、ウィル・スミス夫妻やスパイク・リー監督といった映画人が今年2月の授賞式のボイコットを発表するなど“真っ白な”ノミネーション結果は大きな波紋を呼んでいた。

【写真】授賞式の欠席を表明したウィル・スミス

 映画芸術科学アカデミーのシェリル・ブーン・アイザックス会長は18日、多様性を受け入れるためにアカデミー会員のメンバーを見直すと発表していたが、それが早くも形に。2012年のロサンゼルス・タイムズ紙の調査ではアカデミー会員の構成が「94パーセントが白人で、77パーセントが男性。80パーセント以上が50歳以上であり、平均年齢は62歳」と偏りのあるものだと明らかになっており、女性や有色人種がノミネートされにくい現在のシステムを改善するべく新たなルールが設けられた。

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 まず、これまでは一度会員になれば生涯会員だったものを、投票権を10年に区切り、映画界での活躍に応じて資格を更新していくことに。この更新システムの下で30年間投票権を持つことができた人、もしくはアカデミー賞の受賞者・ノミネート者は生涯投票権を持つ。現在の会員でも10年間映画界での活動がなく、アカデミー賞の受賞・ノミネート者でもなければ、投票権なしの名誉会員となるという。この制度は来年以降のアカデミー賞で適用される。

 また、アカデミー会員からの推薦によって新たな会員を決める現行のシステムに加え、世界的なキャンペーンを展開して適任者を勧誘していくとのこと。さらに、理事会の席を三つ増やし、そこに3年の任期で会長が選んだ新会員を入れることが決まった。そうすることで、ただちに理事会に多様性を反映させ、次世代のリーダーを育てることも可能になると考えているという。

 スパイク・リー監督などはアカデミー賞だけでなく、そもそも有色人種をキャスティングしないハリウッドスタジオの上層部に問題があると指摘していたが、アイザックス会長は「業界が追いつくのを待つことはせず、アカデミーがリードしていきます。この理事会と投票に関する新たな方針は、すぐにインパクトを与え、アカデミー会員の構成を著しく変えていくでしょう」とコメントしている。(編集部・市川遥)

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