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イ・ビョンホン、自身に似ている!?クールじゃないギャング役って

オレ、米アカデミー会員になったよ。
オレ、米アカデミー会員になったよ。

 韓国の人気俳優イ・ビョンホンが、第15回ニューヨーク・アジア映画祭で上映された新作『インサイダーズ/内部者たち』について、7月5日(現地時間)リンカーン・センターで行われた取材で語った。

 韓国の大統領選を控え、ミレ自動車のオ会長(キム・ホンパ)は、与党のチャン・ピル議員に裏金を投じて政界も牛耳ろうとしていた。裏でその画策をしていた祖国日報主幹イ・ガンヒ(ペク・ユンシク)は、ある日、彼の悪事の代行をしてきたギャングのアン・サング(イ・ビョンホン)が極秘の裏金ファイルを手に入れ、そのファイルでオ会長を脅迫することを知ったことで、歯車が狂っていく……。映画『スパイな奴ら』のウ・ミンホがメガホンを取ったサスペンスアクション。

 個性的なキャラクター、アンとの共通点についてイ・ビョンホンは「最初に監督から渡された脚本は、典型的なギャングスターに思えた。シンプルなタイプのギャングスターで、それは僕にとってあまり興味深いキャラクターではなかった。今作は、ぎっしり詰まった内容の脚本と緊張感があるため、僕のキャラクターもユーモアのセンスなどを含めた何層にもわたる個性的なものに変えるよう(監督に)頼んだ。そしてよりリアルなキャラクターに仕上がってきたアンは、とてもばからしく見える時もあって、それが普段の僕に似ている」と語った。従来のクールなギャングでないところが魅力だ。

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 映画内でアンは右手を切られ、義手をつけている。「僕は右利きで、本来ならば時間をかけて義手を使いこなさなければいけなかった。ただ演じる上で、準備や訓練して義手を使いこなすよりは、ぎこちなく麺を食べるほうがキャラには合っていた。そのため、麺を食べるシーンは計画的にやらずに、自分が感じたように演じた」と答え、さらに義手を使ったファイトシーンは「ミンホ監督と僕は、リアルなファイトを望んでいた。アン自身はギャングスターであるが、実際にはけんかがそれほど得意でないギャングスターもいるため、そういう(キレが悪い)ファイトシーンになった」と説明した。

 先日、米アカデミー会員になったことについて「アカデミー賞の投票権を獲得したときは、達成感を得た瞬間で、名誉なことでもある。これまでは、個人的な観点で映画を鑑賞しながら楽しんでいたが、これからは候補作品を客観的に鋭い観点で鑑賞する責任があり、楽しみが奪われた感じだが、それでも名誉なことで興奮している」と語った。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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