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『イミテーション・ゲーム』監督新作は、極限状態の人間に迫るSF!

『イミテーション・ゲーム』監督新作は、極限状態の人間に迫るSF!
ジェニファー&クリスという夢の競演!『パッセンジャー』

 作品賞、監督賞を含む8部門でアカデミー賞にノミネートされた、ベネディクト・カンバーバッチ主演の『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』(2014)で、世界的に注目されたノルウェー出身の監督モルテン・ティルドゥム。彼の新作『パッセンジャー』は、今ハリウッドで最も勢いのある2大スター、ジェニファー・ローレンスとクリス・プラットの共演で話題のSF大作だ。実在の人物を描いた歴史ドラマの前作とは全く違うジャンルを手がけることにした理由を、ティルドゥムは「今作がキャラクター中心の物語だったから」と語る。

 冬眠状態の5千人が乗った宇宙船で、予定より90年早く目覚めてしまった男女の運命を描く本作。「多くのSF映画は、地球を救ったり、エイリアンを追いかけたりする。でも今作は人々について描いている。僕は自分のすべての映画を違うものにしたい。もしそこに何か似ているところがあるとしたら、それは、そこにしっかりとしたキャラクターがあるということだ。キャラクターたちは、とても普通じゃない特別な環境に置かれる。彼らはタフな選択をする。時々、悪いことや良いことをするけど、興味深い選択をするんだ。それと、この映画は一つだけのジャンルに属する作品じゃない。SFだけでもないし、ラブストーリーだけでもない。そこにはアクションがあり、多くのコメディーがあって、ドラマがある。僕は一つの箱に入らない映画が好きなんだ」。
 
 今の多くの監督がそうであるように、『スター・ウォーズ』シリーズや『スター・トレック』シリーズを観て育ったティルドゥムにとって、SF映画を手がけるのは長年の夢だった。「宇宙船をデザインするのは、すべてのフィルムメイカーの夢だよ。子供の時に見たミレニアム・ファルコンやエンタープライズとか、常に壮大な宇宙船のデザインがある。自分の宇宙船をクリエイトするのはすごく楽しかったよ」。

 また、主演を務めたジェニファーとクリスは、この作品をやるまで会ったことすらなかったそう。しかし、ティルドゥムは撮影前、2人と別々に会い、彼らの間に相性の良さが生まれるのを確信したという。「彼らが初めて会ったのは、ジェニファーの家で、脚本の読み合わせをやった時なんだ。2人の間に、直ぐに特別な繋がりがあるのが感じられたよ。それはスクリーン上でも感じられる。彼らは仕事をする上でとても相性がよかった。唯一の問題は、物語の中で彼らがお互いのことを嫌いになる部分があるんだけど、僕はそこで2人に『あなたたちはお互いのことが好きじゃないんだよ』と思い出させないといけなかった。彼らはいつも楽しんでいたからね。でも、2人とも素晴らしい役者たちで、出来ることすべてをやるために、本当に一生懸命働くんだ。僕はこれ以上ないぐらいハッピーだったよ」。

 監督として幅広いジャンルの作品を手がけられることを証明したティルドゥム。現在、CIA情報分析アナリストであるジャック・ライアンを題材にした話題のAmazonドラマ「トム・クランシーズ・ジャック・ライアン(原題) / Tom Clancy’s Jack Ryan」に監督の一人として参加、今度はアクションスリラーに挑戦している。(取材・文:細谷佳史)

映画『パッセンジャー』は3月24日より全国公開


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