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『笑う招き猫』監督が語る 清水富美加の魅力「本当に惜しい」

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清水の騒動については…? - (C) 山本幸久/集英社・「笑う招き猫」製作委員会

 清水富美加&元SKE48松井玲奈が、結成5年目の売れない女漫才師に挑んだ映画『笑う招き猫』。軽快な漫才を披露するシーンや、感情をむき出して激しくぶつかり合うシーンなど、かなりの演技力が必要とされるキャラクターだが、メガホンをとった飯塚健監督は「二人とも反射神経が良く、松井さんは根性があり、清水さんは“現場力”がある」と称賛。その言葉通り、清水&松井の演技は観ているものを惹きつける魅力があった。それ故に清水の騒動については思うところがあったという……。飯塚監督が胸の内を語った。

【写真】初々しい…ブレイク前の清水

 本作は、松井演じるアカコと、清水ふんするヒトミの女漫才コンビが、不器用ながらも互いを思い合い、絆を深めていくガールズムービーだ。劇中、二人が占める割合は大きく、コンビネーションや呼吸が、作品の出来を左右すると言っても過言ではない。飯塚監督は「清水は22歳にしてどんな役でも“彼女しかいない”と思わせてくれる女優」と高く評価する。

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(C) 山本幸久/集英社・「笑う招き猫」製作委員会

 一方、金髪ショートで、言葉遣いも乱暴な漫才師という役柄を松井に託したことについては「『なぜこの役が松井?』と思う人は多いと思います。イメージが全然違うでしょうから。ですが、松井とは2016年春に『神奈川県厚木市 ランドリー茅ヶ崎』という深夜ドラマを一緒に作った経緯があって。共演は滝藤賢一さんや山田真歩ちゃん、岸井ゆきのちゃんなど一筋縄ではいかない人たちばかりで。そんな芸達者な人たちの中でも、松井はしっかり対応していたし、瞬発力があったんですね。それで清水と組んだら面白いかもと思ったんです。ありきたりのキャスティングより、誰も想像しない組み合わせの方が面白いですから」と狙いを語る。

 そんな飯塚監督の思いでキャスティングされた二人は、監督が叱咤激励することはあったものの、しっかりと監督の意図をくんで、期待以上の演技を見せてくれたという。「二人とも反射神経がいいですね。特に清水は現場力がある。僕の現場はエキストラさんなどもしっかりチームの一員として、撮影に入る前に紹介するんです。そうすることで、撮影の合間など俳優部とエキストラさんが会話できたりする。そしてその雰囲気は作品に反映される。清水も、そういうやりとりをすぐに実践してくれましたし、向上心がとてもあって。スタッフに愛される女優でしたね」と撮影を振り返る。

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「マジか……」って思いましたよ - 飯塚監督

 それ故に、清水の出家報道を聞いたときには「『マジか……』って思いましたよ」と苦笑いを浮かべる。さらに「本当に惜しいなと。(この映画が終わったあとも)また必ず何かで呼ぶことがある人だと思っていましたし、本当に出会えてよかったと感じていましたから」と素直な胸の内を明かす。

 飯塚監督が「惜しい」と言う通り、松井が激しい攻めの演技を見せる中、清水は安定感抜群で受けの芝居を披露する。二人のコンビばかりではなく、浜野謙太前野朋哉角田晃広東京03)ら一癖も二癖もある演者たちが、自由ながらも統一感のある空気の中で、飯塚監督が見どころに挙げた「辞めるのと逃げるのは違う。次に行くために何かを辞めるのは前進だ」というメッセージを伝える一翼を担っている。

 予期せぬアクシデントがありながらも、公開を迎えた本作。飯塚監督は清水に対して「映画公開前に放送されたテレビドラマ版の最終話でメッセージは投げたつもりです。ラストのワニの画面のテロップがそれです。観てくれていれば何かしら感じとってくれるんじゃないでしょうか」と多くを語らなかったが、本作には“前に進む”ための気づきがたくさんちりばめられている。(取材・文・写真:磯部正和)

映画『笑う招き猫』は全国公開中

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