『ダイ・ハード2』『ディープ・ブルー』名シーン誕生の裏側にあった監督のこだわり

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また大作にカムバック! レニー・ハーリン監督

 映画『ダイ・ハード2』『クリフハンガー』『ディープ・ブルー』などで知られ、この度ジャッキー・チェン主演最新作『スキップ・トレース』(全国公開中)を引っ提げて来日した レニー・ハーリン監督が、アクションに対するこだわりと、過去に手掛けたインパクト絶大な名シーンの裏側を語った。

【動画】『ダイ・ハード2』レニー・ハーリン監督インタビュー

 ハリウッドを代表するヒットメーカーとして数々の大作を手掛けてきたハーリン監督。奇抜なアイデアから生み出された奇想天外なアクションシーンの数々は、常に観客の度肝を抜いてきた。

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 ジャッキーとのタッグ作『スキップ・トレース』には、過去のハーリン映画を思い出す要素が満載。「過去のジャッキー映画と、自分が昔やって楽しかったと思う要素を盛り込んだ。建物が次々に崩壊していく冒頭のアクションは『ポリス・ストーリー/香港国際警察』と(1995年に発表した)『カットスロート・アイランド』を合わせたシーンになっていたりする」。

 いかにして観客の記憶に残るアクションを生み出してきたのか? ハーリン監督は「長年の経験で学んだのは、ヒーローを絶体絶命の状況に追い込んだうえで、誰も考えつかないような、それでいて観客が『ああ、それならできるかも!』って思う方法で脱出させることだ」と語る。

 「例えば『ダイ・ハード2』でマクレーン(ブルース・ウィリス)が輸送機から脱出するシーン。マクレーンは操縦席にいて、テロリストたちに手りゅう弾を投げ込まれる。当時の脚本には、彼がただドアを開けて逃げ出すとしか書かれていなかったんだ。そりゃないだろう! と思って、射出座席で脱出するアイデアを思いついた。現実には着陸状態で装置は作動しないし、あの輸送機にそもそも射出座席はないから、あれはありえない。でも、観客はギリギリついてきてくれると思ったし、結果的に大喜びしてくれた。そのギリギリの線が重要なんだ。観客が許容できる範囲をこえてしまうと、とたんに誰もついてきてくれなくなる」。

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 その手法を「お笑いと同じなんだよ。ある状況に観客を導き、予想を裏切ってオチにもっていく」と説明したハーリン監督は、1999年のサメ映画『ディープ・ブルー』でサミュエル・L・ジャクソン演じるキャラクターが命を落とすシーンにも言及。「当初、サミュエルの役は脚本にはなかった。そこで、彼の役を考えているときに思い出したのが、『エイリアン』でトム・スケリットが演じたダラス船長だ。当時の観客はみんな、最初は彼を中心に物語が進むと思った。シガーニー・ウィーヴァーなんて誰も知らなかったからね。だから彼が退場したときに心底驚いたんだ。『ディープ・ブルー』もそうしようと思った。キャストの中で一番有名なサミュエルが主人公だと思うけど、彼が『みんなで団結して乗り切るんだ!』と勇敢なスピーチを披露した瞬間にサメに食わせる。ミスリードだよ。観客をショックでハラハラせずにはいられない方向に導きたかったんだ」。

ジャッキーならではのアクションも満載!(C) 2015 TALENT INTERNATIONAL FILM CO., LTD. & DASYM ENTERTAINMENT, LLC ALL RIGHTS RESERVED

 近年は、ハリウッド大作の制作からは遠ざかっているハーリン監督だが、『スキップ・トレース』でのジャッキーとのタッグなどを経て中国に制作会社を設立。新たなステージに活躍の場を見出しており、「映画監督として、常に可能性を見出さなくてはいけない。だから、新しい手法やアプローチに挑戦し続けたいね。映画作りは僕の生きる理由。だから、こうして仕事が続けられていることはありがたいことだよ」と満面の笑みで語っていた。(編集部・入倉功一)

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