ハリー・スタイルズ、新人俳優としての将来は未確定

どちらも新人俳優! ハリー・スタイルズとフィオン・ホワイトヘッド
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 ハリウッドで作家性を持った超大作を作り続ける唯一の監督といっても過言ではないクリストファー・ノーランの新作は、第2次世界大戦初期、ドイツ軍に包囲されたフランスの町ダンケルクから、約40万人のイギリス・フランス軍兵士を救出した実在の救出作戦を描いた『ダンケルク』だ。本物らしさを追い求めるノーラン監督は、主人公の若い兵士役に同年代の若手俳優を起用。主役の座を射止めたのは、無名のイギリス人俳優フィオン・ホワイトヘッド。そして、兵士役の中で唯一のスターであるワン・ダイレクションハリー・スタイルズの起用も話題を呼んでいる。若手2人が、本物のスピットファイア戦闘機を眺めるロサンゼルスのサンタモニカ空港の格納庫で、ハリウッド大作初出演の経験について語った。

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 本作で俳優デビューを飾ったハリーは、密かに役者への転身を思い描いていたわけではないと言う。「まず、クリスが映画を作っていると聞いたんだ。聞いた途端に興奮して、ぜひ、この映画にかかわりたいと思った。彼の作品の大ファンだし、映画作りが好きだからね。もしクリスがこの作品をやるなら、それに関わらないなんてありえないと感じた。この群像劇に関われてとてもラッキーに感じているよ」。

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 そんなハリー同様、このノーラン作品で本格映画デビューとなったフィオンは「若いイギリス人で新人だったことが大きかった」と振り返る。「僕は、クリスが求めていたその両方に当てはまるんだ(笑)。兵士であることと、役者であることはとてもかけ離れている。でも、若い兵士と新人俳優には似ている面もある。その状況に慣れていないという点がね。(自分の家を)離れて、ある状況に放り込まれるという意味においてもそうだ。ノーランの現場で缶詰状態になれるのはとても幸運だったけどね」。

 とはいえCGに極力頼らないノーラン監督の現場は、肉体的にかなりハードだったというが、ハリーはそういった演出をありがたいと感じたようだ。「この撮影がいかに野心的かに驚いた。クリスは、僕らの周りに映画の世界を作り出すんだ。だから、演技をする必要はない。実際に興奮できる状況を作り出してくれるから、僕らの演技は、ほとんどがリアルな反応さ。クリスは僕らに飛行機を見ている“フリ”をしてほしくない。だから、空に本物の飛行機を飛ばす。本当にすごいよ」。

 またフィオンも、「戦争映画の撮影は、つらいものじゃないといけない」と口を揃える。「実際に起きたことをちゃんと描こうとするのならね。クリスは、戦争の混沌やパニックといったものを、見事に捉えていた。本当にそういったことを捉えたければ、一生懸命働かないといけない。撮影現場も、かなり悲惨で、強烈なものじゃないといけないよ」。

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 IMAXフィルムで撮影した臨場感あふれる映像はもちろんだが、ケネス・ブラナーマーク・ライランストム・ハーディら、イギリスを代表する名優たちのオールスターキャストも大きな見どころだ。偉大な先輩俳優と仕事を共にしたハリーだが、役者を続けていくかについては「わからない」と一言。「違うことをやることは大好きだ。この映画を観て、自分の仕事をとても誇りに感じたけど、それ以上のことは考えたことがない」とハリウッドでの将来については言葉を濁したが、脇役ではなく、ぜひ主演作を期待したいところだ。(細谷佳史)

映画『ダンケルク』は全国公開中

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