ジェームズ・フランコ、主演・監督作が最優秀作品賞を受賞!サンセバスチャン映画祭結果発表

最優秀作品賞を受賞したジェームズ・フランコ
最優秀作品賞を受賞したジェームズ・フランコ

 スペインで開催された第65回サンセバスチャン国際映画祭で、ジェームズ・フランコが主演&監督を務めた『ザ・ディザスター・アーティスト(英題)/ The Disaster Artist』が最優秀作品賞に当たるゴールデン・シェル賞を受賞し、審査委員長のジョン・マルコヴィッチから記念の盾を受け取った。

【画像】ジェームズ・フランコ、『ザ・ディザスター・アーティストt』で最優秀作品賞!

 同作は、謎のアーティストであるトミー・ウィソーが監督&主演を務めたカルト映画『ザ・ルーム(原題)/ The Room』(2003)の製作舞台裏を描いたコメディー。すでに今年3月にアメリカで開催された第24回サウス・バイ・サウスウェスト(SXSW)でワールドプレミア上映されているが、評判の高さから、“世界初”や“海外初”などのプレミア上映を重視するトロント国際映画祭や本映画祭に選出された異色作でもある。

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 ステージに登壇したフランコは、驚きを隠せない様子で「サンセバスチャンの日々は、まるでアドベンチャーのようです。実は昨夜、彼女が喉の不調を訴えたので、一晩中付き添って病院にいました。今はもう回復して、会場にいますけど」と苦笑い。

 続けて「この映画は、家族で作りました。弟(デイヴ・フランコ)、義妹(アリソン・ブリー)、私の新人時代からの友人であるセス・ローゲン(彼の映画会社ポイント・グレイ・ピクチャーズが共同製作として参加)。彼らと共に、この映画を製作できことを誇りに思います」と満面の笑みを見せた。

 フランコは俳優として『エイリアン:コヴェナント』(公開中)などの大作からインディーズまで幅広く出演しているが、制作者としても意欲的に活動をしており、2005年に『ジェームズ・フランコVSエイプ』で監督デビュー。以降、数多くの作品を手がけ、2014年の第71回ベネチア国際映画祭では、現代映画において独自の足跡を残した映像作家に贈られるジャガールクルト・ グローリー・トゥー・ザ・フィルムメーカー・アワードが贈られている。

 今回、歴史ある映画祭で、名優マルコヴィッチ監督を筆頭に『ライブ・フレッシュ』(1997)の脚本家ホルヘ・ゲリカエチェバァリア、『ブエノスアイレスの夜』のアルゼンチン女優ドロレス・フォンシら錚々たる審査員のお墨付きを得た勢いで、本年度のアカデミー賞をも賑わす存在となりそうだ。

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 同じくコンペティション部門に参加していた諏訪敦彦監督の日本・フランス合作映画『ライオンは今夜死ぬ』(来春公開)は賞には至らなかった。しかし30日付の地元紙「EL Diario Vasco」の星取表では、コンペティション作品17本のうち、『ザ・ディザスター・アーティスト(英題)/The Disaster Artist』と並んで1位の高評価を得ていた。(取材・文:中山治美)

主な受賞結果は以下の通り。

【ゴールデン・シェル賞(最優秀作品賞)】
『ザ・ディザスター・アーティスト(英題)/ The Disaster Artist』(アメリカ)
ジェームズ・フランコ監督

【特別審査員賞】
『ハンディア(原題)/ Handia』(スペイン)
アイトール・アレギヨン・ガラーニョ監督

【シルバー・シェル賞(最優秀監督賞)】
アナイ・ベルネリ監督
『アラニス(原題)/ Alanis』(アルゼンチン)

【シルバー・シェル賞(最優秀女優賞)】
ソフィア・ガラ・カスティリオーネ
『アラニス(原題)/ Alanis』(アルゼンチン)

【シルバー・シェル賞(最優秀男優賞)】
ボクダン・ドゥミトラケ
『ポロロッカ(原題)/ Pororoca』(ルーマニア・フランス)

【審査員賞(最優秀脚本賞)】
ディエゴ・レルマンマリア・メイラ
『ア・ソート・オブ・ファミリー(英題)/ A sort of Family』(アルゼンチン・ブラジル・ポーランド・フランス)

【審査員賞(最優秀撮影賞)】
フロリアン・バルハウス
『ザ・キャプテン(英題)/ The Chaptain』(ドイツ・フランス・ポーランド)

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