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玉木宏、整形手術で顔を変える殺人者役…サスペンス初映像

玉木宏が殺人者役に
玉木宏が殺人者役に - (C) 中村文則/講談社 (C) 2017「悪と仮面のルール」製作委員会

 芥川賞作家・中村文則による傑作小説を玉木宏主演で映画化した『悪と仮面のルール』から初予告編が公開され、玉木ふんする、顔を変え過去を捨てた殺人者の壮大なサスペンスと切ないドラマの一端が披露された。

『悪と仮面のルール』予告編

 アメリカの新聞ウォール・ストリート・ジャーナルの「ザ・10ベスト・ミステリーズ」に選出され、海外でも注目を浴びる芥川賞作家・中村文則のサスペンス小説を映画化した本作。実父から悪に染まるように育てられた男が、壮絶な運命に翻弄(ほんろう)されながらも愛を貫くさまを描く。

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 今回公開された予告編は、主人公・久喜文宏がわずか11歳にして、父・捷三(村井國夫)から、自分はこの世に災いをなす絶対的な悪として創られたのだと告げられるシーンから始まる。そして父親のある企てを知った文宏は、彼を殺害して失踪する。場面は切り替わり、映し出されるのは、顔の包帯を外される男。彼こそが、失踪から十数年後、整形手術を施した文宏だった。

 顔を変え過去を捨てた文宏は、別人・新谷弘一として、探偵・榊原(光石研)に依頼し、久喜家の養女であり、初恋の女性・香織(新木優子)に近づく。彼の目的は、影から香織を守ること。文宏は香織を守るためであれば手段を選ばず、相手はもちろん自分の命さえ投げ出す冷酷な殺人者として行動を始めるが、文宏の帰還を知った兄・幹彦(中村達也)や、日本を騒がせているテログループのメンバー・伊藤(吉沢亮)が現れ、香織を狙い始めていたのだった。

 次いで映像は文宏と、彼に迫る刑事・会田(柄本明)のシーンに。「あなたの周りは、よく人が死にますねぇ……」「目的は一つ、一人の女性を守りたかっただけ……」そう言い寄る会田に、文宏は「だとしたら、狂ってますね」と答える。実力派俳優たちによる緊張感に満ちたやりとりに加え、初恋の人のために全てを捧げる文宏の狂気と悲しみが垣間見える予告編となっている。哀しい殺人者の心に潜む闇と、愛に生きようとする切ない想いが引き起こす結末に期待が高まる。(編集部・石神恵美子)

映画『悪と仮面のルール』は2018年1月13日より新宿バルト9ほか全国公開

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