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若者周知への課題…東京国際映画祭に大九監督、学生当日無料を提案

第30回東京国際映画祭

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受賞者会見に出席した大九明子監督 - (c)2017 TIFF

 3日に行われた第30回東京国際映画祭の受賞者記者会見で、松岡茉優主演映画『勝手にふるえてろ』で観客賞を受賞した大九明子監督が、今後の映画祭周知への課題を感じていること、解決策への提案を語った。

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 映画祭も閉幕となったこの日の会見で、日本の映画人として、今後映画祭に期待することやどのように発展してほしいかと問われた大九監督。彼女は、「実は私も毎年この映画祭に足を運んでいたわけではなく、大変生意気な話ですがどこか距離を持ってしまっていたんですね」と前置きした後に、今回あらゆる仕事や個人的用事よりも、劇場に足を運んで映画を鑑賞することを優先したことを述懐。そして「なんてもったいないことをしていたのかなと思いました」と述べる。

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 そして同日に、ドナルド・トランプ米大統領の娘イヴァンカ氏の来日のニュースが駆け巡ったことに触れ、「映画祭には(アル・)ゴアさんがいて、トミー・リー・ジョーンズがいるのに、どうしてもそっちに世の中の目がいかないのはどうしてかしらと寂しくなったりしました。ので何とか映画人に限らず、映画を愛するすべての人たちでどうにか気づいてもらうというか、そういう工夫が今後必要ではないかなと感じました」とコメント。

 さらに具体的にどのような工夫が求められるのかを問われると、監督は「わからないですが、学生に当日券を500円で販売している(映画祭の)システムはすごくいいなと思ったんですね。あれを知らない人は結構いるんじゃないかと思った」と若者周知を意識している様子を見せると、「もう500円くらいならタダにしちゃいなよというか、若い人たちにタダで遊べる場所があるということを知ってもらうとか、その遊びの一環に映画が組み込まれて行動していただけるようになればいいんじゃないかなと思いました」と提案。会場ではあっけらかんと話す大九監督の明るさに誘われるように笑いも起こっていたが、彼女の言葉は映画祭の問題を確実に意識したものであった。(編集部・井本早紀)

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