「ユーリ!!! on ICE」ヴィクトル実在モデル、やおい文化を誇る!

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リアルヴィクトル!来日したジョン・キャメロン・ミッチェル

 日本でも根強い人気を誇るロックミュージカル映画『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』(2001)のジョン・キャメロン・ミッチェルが同作舞台版の日本公演と、新作映画『パーティで女の子に話しかけるには』のプロモーションのために、去る10月に来日。ミッチェルと言えば、フィギュアスケートの世界を描いた人気アニメ「ユーリ!!! on ICE」の主要キャラ・ヴィクトルの外見モデルだったことが判明し、日本のファンの間で話題になっていたが、ミッチェルは自らそれをネタにし、なんとやおい文化を誇る一幕も(!)。

エル・ファニングが異星人に!『パーティで女の子に話しかけるには』予告編

 映画『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』はもともと、ミッチェル自身が手がけた舞台で、1997年にオフ・ブロードウェイで上演されて以来、世界各地で上演。そもそも、「ユーリ!!! on ICE」のヴィクトルのモデルになったきっかけは、アニメ原案を担当した久保ミツロウがニューヨーク旅行中に同舞台でヘドウィグを演じるミッチェルを見て色気を感じたことだったとTwitterで明かしていた。

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 今年10月、そんな伝説的舞台の特別公演を東京と大阪で行ったミッチェルは、「ヘドウィグがここ日本であれだけ人気になるなんて、驚いたんだよ。トランスジェンダーやゲイを描いた作品だったから……。でも、日本には伝統的なやおい文化がある。『ユーリ!!! on ICE』のように、やおいはメインストリームでしょう!」と自らユーリネタを盛り込み、なんとやおい(ボーイズラブ)まで熟知していることを披露。また、ヴィクトルはロシア人という設定にもかかわらず、外見モデルが自分であったことも相当うれしかったようで、「ヴィクトルのモデルが僕だなんて、おかしいよね。本当に笑える。僕は今、ロシア人なんだ! 本当に大好き! なんでも組み合わせるのが日本では人気だよね」と満面の笑みを見せた。

 そんな日本文化に好意的なミッチェルは、1977年のロンドン郊外を舞台に、パンクなのに内気な少年エン(アレックス・シャープ)と、遠い星からやってきた美しい少女ザン(エル・ファニング)の恋を描いた新作映画『パーティで女の子に話しかけるには』について、「イギリス文化を扱っているけど、日本のティーンエージャーに受け入れられそうな気がするんだ」と推測する。「このストーリーは心を開くことの物語でもある。日本は島国だから閉鎖的だと言われたりする。イギリスと同様にね。イギリスはブレグジット(EUからの離脱)の決断を下してしまったから、日本には同じようになってほしくないと願っている。発展のために物事が進んでいくのが、ある種の慣例になっているのはわかるけど、さまざまな考えを受け入れることが大事だと思う」と本作が日本にとっても意義深いテーマを扱っていることに触れつつ、セクシュアルマイノリティーの一員であるミッチェルは「だから例えば、僕はここ10年以上で、日本におけるセクシュアリティーやジェンダーに対する考え方が寛容になってきているのを目の当たりにしてうれしいよ」と日本社会の変化を称えた。

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 どの作品にも自らのアイデンティティーを感じさせるミッチェルは、「楽しめて理解しやすい映画作りを心掛けている。でもどこか挑戦的というか。ほかの作品と比べて、自分の作品が優れているなんて争う気もさらさらないんだ。突き詰めていくと、心を満たし、世界を少しだけ良くしてくれるような作品を目指している」とクリエーションの目的を語り、「衝撃を与えたり、有名になったり、ナンバーワンを目指したり、そういうことは僕にとっては不必要だし、退屈なことなんだ。道を一人で歩きたいし、匿名でいられるのが好きだから。ただ、韓国では『ヘドウィグ』が大ヒットしたおかげで、道端で女の子のファンから逃げなくちゃいけなかったけど(笑)。『ユーリ!!! on ICE』のヴィクトルみたいに、日本でもトラックの下に隠れたりしなくちゃいけなくなるかもね!」と最後まで茶目っ気たっぷりに話すミッチェルだった。(編集部・石神恵美子)

映画『パーティで女の子に話しかけるには』は、12月1日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開

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