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女装男子がミスコンでクイーンを目指す!話題のティーン映画

『チャーリーとチョコレート工場』の子役だった女優のアナソフィア(左)と、初監督を務めたスタイラー監督
『チャーリーとチョコレート工場』の子役だった女優のアナソフィア(左)と、初監督を務めたスタイラー監督

 人気歌手スティングの妻で、『スナッチ』『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』で製作総指揮を務めたトルーディ・スタイラーが、長編映画で初監督を務めた新作『フリーク・ショー(原題)/ Freak Show』について、1月11日(現地時間)、出演のアナソフィア・ロブと共にニューヨークのAOL開催イベントで語った。

【写真】アナソフィアのサーファー姿、『ソウル・サーファー』より

 女優のドリュー・バリモアが製作総指揮を務めている本作。主人公のビリー(アレックス・ロウザー)は、フロリダ州の超保守的な学校に転校してきた異性装者の少年。彼を気に入らない生徒たちからイジメを受けるも、仲間たちの支えを得て、女の子としてホームカミング・クイーンを目指していく。作家ジェイムズ・セント・ジェイムズの同名小説をスタイラー監督が映画化した。

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 これまで製作を務めてきたスタイラーが監督に挑戦した経緯について、「わたしの製作会社メイヴン・ピクチャーズとドリューのフラワー・フィルムズは、しばらく共に製作をしてきて、今作でも監督をすでに雇っていたの。ところが直前になって、監督が個人的な理由から降板したのよ。1か月後には撮影に入らなければならない状況だったから、どうしたら良いの? という感じだったわ。そこで、わたしはプロデューサーたちに電話して、『(今作で)わたしが監督の椅子に座ることをどう思う?』と聞いたの。そしたら『やってみなさい!』と勧めてくれたのよ」と笑顔で明かした。

 ビリーの友人ブラ・ブラ・ブラを演じたアナソフィアは、出演理由について「まず『Freak Show』というタイトルが素晴らしいと思ったの。原作を脚色した脚本を読んでみたら、ほとんど全てのページで笑ってしまったわ。ビリーがふさぎ込んでいることや、(保守的な学校の)抑圧を感じていることを、多くの若者も感じられると思うし、伝えるべきストーリーだと思ったわ」と説明し、「フリーク(変わり者)の部分を羽ばたかせろ!」というメッセージがとても気に入ったと付け加えた。

 本作では、『ラスト・オブ・モヒカン』『ヒート』『L.A. コンフィデンシャル』などのダンテ・スピノッティが撮影監督を務めているが、これは30年前の約束だったそう。「ダンテとは、わたしがまだ女優をしていた1987年に、(イタリアで撮影した映画『フェアーゲーム』で)タッグを組んだの。彼とは多くの時間を過ごしたわ。その時にダンテに『君はずっと女優をしていくの?』と聞かれ、『いつかは監督もしてみたいわ』と返事をすると、『もし君が監督をすることになったら、電話をくれ。君のそばで撮影するよ!』と言ってくれたのよ」とスタイラー監督。約束通り、ダンテに電話し、実現したそうだ。

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 キャスティングが難航した主役ビリーについては、「もし適切な俳優をキャスティングできなかったら、映画として成立しないことは理解していたわ。それほど大きな役だったの。俳優としての奥深さ、才能、強さ、生まれつき持っている知恵や理解力など、全てを兼ね備えていなければいけなかったわ。そこで、イギリスの俳優たちがオーディションに来るようにキャスティング・ディレクターに頼んだの。そのオーディションで、アレックスを見つけたのよ」と明かした。(取材・文・細木信宏//Nobuhiro Hosoki)

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