1年かけコツコツと 元OLの本格米作り描く『ごはん』スマッシュヒット中!

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「しっかりと思いを伝えるよう制作を心がけ」と語った安田淳一監督

 低予算ながら高い評価を受けた自主制作ヒーロー映画『拳銃と目玉焼』の安田淳一監督最新作『ごはん』の劇場公開1周年を記念した上映会が21日に大久保のR'sアートコート(労音大久保会館)で行われた。この日は安田監督のほか、主演の沙倉ゆうの大淵源八井上肇小野孝弘らも出席した。

『拳銃と目玉焼』の安田監督最新作『ごはん』、1年掛けて 画像ギャラリー

 本作は、都会暮らしのOLが、急逝した父の田んぼを受け継ぎ、米作りの世界に飛び込んでいくさまを描き出す“米作り”エンターテインメント。京都でビデオ撮影業を営む安田監督が、撮影に4年をかけてコツコツと作り上げた珠玉のドラマとなる。

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 昨年1月21日から、新宿バルト9を筆頭に全国6都市の劇場で上映され、大勢の観客が来場。盛況のうちにファーストランは幕を下ろしたが、作品を観賞した観客が応援団となり、彼らが自主的に上映会を開催していたという。そんな草の根的な上映会は20件以上(今後開催予定の上映会も含む)にのぼるといい、「現在、およそ6,000人の方に観ていただいて、1万人に観ていただく道が見えてきました」と報告する安田監督。基本的に1日しか行われない上映会でこの数字をたたき出すのは大健闘といえ、まさかのスマッシュヒットを記録している。

 そんな同作の公開1周年を記念して行われた本上映会。大勢の観客で埋まった観客を見渡した安田監督は「今日は若い方もいらっしゃっていますね」と笑顔を見せつつも、「今までのホール上映では、平均年齢が60代、70代の方たちに多く来ていただきました。この映画はそういった方にも楽しんでいただけるように、しっかりと思いを伝えるよう制作を心がけました」と説明。さらに上映会の様子を、「皆さん、(イベントの)写真は撮ってくださるんですが、SNSはやっていない方が多かった。ではどうするのかというと、新聞の投書欄に投稿してくださるんです。こういう形で書いてくれるのはうれしいですね」と言いながら新聞の切り抜きを紹介。主人公の沙倉も「先日も90歳のおばあちゃんが観て、すごく笑って楽しめたと言ってくださって。握手をしました」と感激した様子だった。

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 父親役の井上も「最初に試写で観たときに、『この映画は大きなところでやるよりも、口コミで広がる映画だ』と監督に言ったんです。JAや役所、学校といったところに呼びかけた方がいいと。安田監督は忠実に上映活動を広げていって、それがどんどんと波及していきましたね」と感心した様子。上映活動に携わったという客席の男性からは「一緒に観ていたアメリカ人の大学教授も、これは海外に受ける映画だと言っていた。今、翻訳ができないかと考えているところです」と海外進出を進言するひと幕もあった。

 さらにこの日は、本作に出演する“五万回斬られた男”福本清三からのビデオメッセージも上映。「今日は『ごはん』の上映会をやらせていただいたわけですが、どうですか? おなかいっぱいになりましたか?」と質問を投げかける福本は、耳を傾けて観客のリアクションを確認するそぶり。すぐに「ああ、そうですか。良かったです」と続けて会場を笑いに包むと、「この映画をひとりでも多くの方に観ていただきたいと思っております。どうぞこれからも『ごはん』を応援してください。本来ならわたしもごあいさつにうかがうところですが都合が付かずに。その代わりに、僕の友人のある方に代わりに来ていただいておりますんで、お願いします」と呼びかけた。

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 その言葉に促されるようにやってきたのは、元チャンバラトリオのゆうき哲也。彼は安田監督の前作『拳銃と目玉焼』に出演しており、実は『ごはん』にも「わしの役は何かないか?」と安田監督にラブコールを送っていたというが、「この映画が4年かかって。その間に病気2回、入院2回をしてしまい。退院をしたときには(撮影が)終わってしまいました」とコメント。続けて「でも映画を観たら、わしが出る役がないかもしれないなと思いました。だから次回、いい作品に出させてもらいたいと思います」とラブコールを送った。(取材・文:壬生智裕)

映画『ごはん』は千葉県八千代市、京都市、富山県富山市などで上映予定あり(その他、福井、岡山、栃木などでも上映企画進行中)

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