『シェイプ・オブ・ウォーター』盗作疑惑にデル・トロ激怒

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オスカー受賞への影響はあるのか? - ギレルモ・デル・トロ - Amanda Edwards / WireImage / Getty Images

 ギレルモ・デル・トロ監督の『シェイプ・オブ・ウォーター』が既存の舞台劇の盗作だという訴えに対し、デル・トロ監督は事実をきっぱりと否定している。

【動画】3月1日公開『シェイプ・オブ・ウォーター』予告編

 訴えを起こしているのは、ビューリッツァー受賞者の米劇作家ポール・ジンデルの息子。父親の舞台劇「レット・ミー・ヒア・ユー・ウィスパー(原題)/ Let Me Hear You Whisper」と『シェイプ・オブ・ウォーター』には60以上の類似点があると主張。1969年に発表された同作は、科学研究施設で働く清掃係の女性が、そこに捕らえられたイルカを逃がそうと試みるストーリーだ。

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 デル・トロ監督はDeadlineの取材に対し、「この舞台劇を読んだこともなければ、舞台を観たこともない。『シェイプ・オブ・ウォーター』の製作に先立って耳にしたこともないし、製作チームのスタッフからこの作品の名前を聞いたこともない」とコメント。

 現地時間3月4日のアカデミー賞授賞式に向けて、現在オスカー会員による投票が大詰め段階を迎えている時期だ。『シェイプ・オブ・ウォーター』は最多13部門にノミネートされており、最も注目を集めている作品の一本。デル・トロ監督は、「このタイミングを選んで提訴を起こしたことも、極めて腹立たしい」と怒りのコメント。さらに、製作側は、訴えに対する異議を裁判所に申し立てることにしたとも述べている。

 ストーリーラインが酷似しているという指摘に対しても、「『シェイプ・オブ・ウォーター』には、さまざまな主題が描かれ、さまざまなトーンが盛り込まれている。描かれているのは、動物ではなく、自然界に属する川の神だ。他のどんな作品に置き換えることも不可能だ」とも。さらに、生物を逃がそうとする共通点についても、「映画『飛べ、バージル/プロジェクトX』『スプラッシュ』『野生のエルザ』『フリー・ウィリー』『スターマン/愛・宇宙はるかに』や、テレビシリーズ『ヘイ・アーノルド!』『ザ・シンプソンズ』など、生き物を逃がすという設定の作品は山ほどある。真新しい切り口では全くない。この映画の一番の魅力は、その舞台劇に描かれているような観点ではないということだ」と主張。さらにデル・トロ監督は、これまで25年のキャリアの中で、自分が好きなさまざまな作品や影響を受けたものについてオープンに語り、監督・脚本家として、膨大な量の脚本や本を手掛けてきたが、一度たりとも訴えられたことはないと、今回の提訴がいかに不当であるか訴えている。

 製作会社のフォックス・サーチライトは、「アカデミーへの影響を憂慮しわれわれが迅速な対応を取りたがると予想しているかもしれないが、この素晴らしい完全オリジナル映画のために、必要な時間をかける心づもりはできている」との声明を発表している。(鯨岡孝子)

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