『焼肉ドラゴン』韓国でスタンディングオベーション 第19回全州国際映画祭オープニング作品

第19回全州国際映画祭でワールドプレミア上映された『焼肉ドラゴン』に登壇した鄭義信監督(右から2番目)
第19回全州国際映画祭でワールドプレミア上映された『焼肉ドラゴン』に登壇した鄭義信監督(右から2番目)

 3日に開幕した第19回全州国際映画祭で、真木よう子井上真央大泉洋らが出演する鄭義信監督作品『焼肉ドラゴン』(6月22日公開)がオープニング作品として上映され、鄭監督とともに韓国人キャストのキム・サンホイ・ジョンウンイム・ヒチョルが舞台あいさつに登壇した。

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 鄭監督は「10年前に演劇として日本と韓国で上演した作品が、映画となって皆様に見せることになって光栄です。この映画を観てくださる皆様が幸せになることを願っています」とあいさつ。エンドロールが流れ始めると全州ドーム(2,600席)を埋め尽くした観客からスタンディングオベーションで迎えられ、大成功裡にワールドプレミアを終えた。

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会見の模様。左からイ・チュンジク執行委員長、鄭義信監督、キム・サンホ、イ・ジョンウン、イム・ヒチョル、キム・ヨンジン主席プログラマー

 上映に先立って行われたプレス向け会見にてキム・ヨンジン主席プログラマーは「今年の1月に日本に行って映画を観て、在日コリアンの悲哀を描いていることに驚きを感じ、全州国際映画祭のオープニングにふさわしい映画」と即決したエピソードを語り、本作の監督であり同名演劇の作・演出を手掛けた鄭を「創作者自らが映画芸術として昇華させた」と絶賛した。

 『焼肉ドラゴン』には、日本人俳優だけでなく、キム・サンホ、イ・ジョンウンら韓国人俳優も多く出演している。サンホとジョンウンは家族の柱である両親を演じており、子供役である日本人俳優との家族の絆を体現する役割を担った。

 ネックとなるのは日本語の台詞かと思われたが、サンホは「言葉は違えどコミュニケーションに問題はありませんでした。プロですからね。撮影が半ばを過ぎると連帯感が生まれ、本当の家族になっていくと感じました」と撮影当時を懐かしそうに振り返っていた。

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 ジョンウンも家族を演じた日本人キャストに関して「“家族”とは今も連絡をとっています。全州国際映画祭のオープニングが決まったとき、彼らがお祝いのメッセージを送ってくれて嬉しかった」と今も絆が続いているエピソードを披露した。

 鄭監督も「俳優には特に演技指導は行わず、当時の在日コリアンが置かれていた状況を説明したくらいです。韓国から撮影に参加してくれた皆さんは外国語である日本語の台詞に感情をのせて演じてくれた」と韓国人俳優のスキルの高さを評価するとともに感謝していた。(取材・文:土田真樹)

第19回全州国際映画祭は全羅北道全州市にて12日まで開催

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