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「半分、青い。」で話題の石橋静河、イラン出身監督とのコラボを振り返る

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注目度急上昇中の石橋静河

 NHK連続テレビ小説「半分、青い。」で話題の女優・石橋静河が21日、なら国際映画祭2018の『ペルシャからの風』トークに出席、イラン出身のアイダ・パナハンデ監督とのコラボレーションを振り返った。この日は『二階堂家物語』のメガホンを取ったアイダ監督、出演者の加藤雅也田中要次白川和子、そして『ペルシャからの風』の松井みさき監督も出席した。

【写真】石橋静河、加藤雅也ら出席!なら国際映画祭2018

 『あん』など世界的に評価の高い河瀬直美監督がエグゼクティブディレクターを務める、なら国際映画祭が今年も開幕。そこで本映画祭の映画制作プロジェクト「NARAtive」の一環として制作されたのが、跡継ぎ問題に揺れる日本の名家の物語をイラン人監督の目を通じて描き出した『二階堂家物語』。そしてそのメイキング風景を追ったのが『ペルシャからの風』だ。

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 そのメイキングドキュメンタリーを客席で観ていた石橋は、「わたしは現場で一人で悩んでいる気がしていましたけど、この映画を観て、地元の方やキャスト、スタッフに支えられていたということに気づきました」としみじみ語る。

 『二階堂家物語』は、まずアイダ監督と、夫で脚本家のアーサラン・アミリがペルシャ語でベースとなる脚本を執筆。それを英語に翻訳し、そこからさらに日本語に翻訳した台本を制作。日本人キャストには、2段階のフィルターを通して翻訳されたこの日本語台本が渡されていたため、アイダ監督の本来の意図とのズレがしばしば生じ、そこを埋めるために熱心なディスカッションが行われたという。

 特に熱心にディスカッションを重ねたという加藤は、「やはり自分の主張だけ言っても理解できない。お互いを理解するためには相手を受け入れるしかない。監督と僕らは、いい映画を作ろうという思いは絶対にあるから」と感じたといい、「例えば『I have to go』という言葉も、日本語の台本には『行かなくちゃ』と書いてあったんです。でも監督は、語尾に“ちゃ”がつくと(加藤が演じる)辰也の威厳が感じられないというんです。監督との対話を通じて、日本語って難しいなと改めて思いました。でも否定せずに何とかやることから学べることがある。そしてそれが国際交流だなと思います」と付け加えた。

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 一方の石橋は、「わたしは加藤さんほど毎日ではなかったですけど、ディスカッションをやりました。でも難しいなと思って。自分が何を感じるかを知らなくてはいけないし。相手が何を求めて、何を言っているのか。聞く耳を持たないといけない。そしてそれをどうやって伝えるのかは時間がかかることですし、手間がかかること。ディスカッション前は胃が痛くなりました」と笑いつつも、「でも1か月(奈良県の)天理にいて。一度も東京に帰らなかった。その時間は財産だった。勉強する時間だったなと思います」と充実した表情を浮かべた。

 アイダ監督自身も、「わたしが日本で撮るということで、外国映画とは観てほしくなかった。観光映画として表面だけ理解しているような映画では駄目なんだと。まるで日本の監督が作ったと言われるような、日本の映画を作りたいと思いました」とその熱い思いを語った。(取材・文:壬生智裕)

なら国際映画祭2018は9月24日まで、奈良市内各所で開催中
映画『二階堂家物語』は2019年1月25日より全国順次公開

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