ガンダム生みの親から『ガンダムNT(ナラティブ)』若手への言葉

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吉沢俊一監督と小形尚弘プロデューサー

 人気アニメ『機動戦士ガンダム』シリーズの新作映画『機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)』を手掛けた吉沢俊一監督と、プロデューサーを務める小形尚弘が、新世代を担う新作への思いと、シリーズの“生みの親”とのエピソードを語った。

新時代の幕開け『機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)』予告編

 本作は、1979年に誕生したシリーズ1作目「機動戦士ガンダム」から続く世界観・宇宙世紀(U.C.)サーガの最新作。作家・福井晴敏原作のアニメ「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」(2010~2016)から1年後の世界を舞台に、金色のモビルスーツ「ユニコーンガンダム3号機」“フェネクス”をめぐる戦いが、福井自身のニュータイプ論を交えて描かれる。

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 「宇宙世紀」の新たな100年の歴史を描くプロジェクト「UC NexT 0100」のスタートを飾る重要な一本でもあり、小形プロデューサーは中心スタッフに若手を数多く起用。吉沢監督も、39歳にして本作が初監督作品となった。

 吉沢監督は「ガンダム」の生みの親でもある富野由悠季が総監督を担当した「ガンダム Gのレコンギスタ」などで演出を担当。小形プロデューサーは「吉沢さんは、リズムというか、非常に演出のテンポがいい。それに富野さんの下で“富野光線”をいっぱい浴びているので(笑)、富野さんの成分を注入しながらも、世代交代を担える存在です」と語る。

 「同じ物が好きであっても、各世代で趣味嗜好は違います。僕は今40代ですが、自分の趣味嗜好だけに従うと、50代くらいの上の世代だけに向けた作品になってしまうんです。同じ『ガンダム』にせず、次の世代にも観ていってもらおうと考えたとき、40代以下の人たちにやってほしかった。これは富野さんも試みられていたことだと思います。意識してクリエイターを若がえらせることで、自らの作家性も保たれていたと思うんです」

 一方で、大抜擢を受けた吉沢監督は「本当にびっくりで。ぽかーんとしました」と述懐。富野総監督に相談すると「とりあえず仕事選べる立場じゃないだろうと。それは本当にそうなんです。だから、お仕事が来たからにはやろうと」と苦笑する。

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 そうして背中を押してくれた富野総監督だが、厳しい意見もあったという。それは、吉沢監督が『ナラティブ』の絵コンテを渡した後の事。富野総監督は数日スタジオにやってこなかった。「これは絶対に怒っているなと思いました。後で聞くと『僕がやった宇宙世紀から、何も新しい歩みが感じられない。何で違うことをやっていかないのか』とおっしゃられた」

『機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)』(C) 創通・サンライズ

 「富野さんて、例えば、今川泰宏さんの(『機動武闘伝Gガンダム』)のことをすごく褒められているんです。『ガンダム』というもので、新しいことをやってくれるのがうれしいようなんです。『新機動戦記ガンダムW』とか、色んなガンダムを褒められている。だから自分も、宇宙世紀ものということで制約はあるなかでも、新しいことをやろうと」

 そうして公開を迎える新作について「発展があると感じてもらえると思います」と自信をみせた吉沢監督。“語り直す”という意味が込められた、“ナラティブ”の名前を関したガンダムは、一大サーガを次世代へと受け渡す架け橋になるのか。(編集部・入倉功一)

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