『ミッション:インポッシブル』トム・クルーズ命懸けスタントの歴史

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緊張感タップリな『ミッション:インポッシブル』の宙づりシーン - Paramount Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 NHK BSプレミアムで昨年12月31日から放送中のプレミアムシネマ「年越し映画マラソン」内で、トム・クルーズ主演の人気スパイアクション『ミッション:インポッシブル』シリーズ1作目から5作目までが、1月1日の午前9時00分から午後7時28分にかけて放送される。

【動画】トム・クルーズ骨折の瞬間

 トムふんする敏腕エージェント、イーサン・ハント率いるIMFチームが挑む、不可能なミッションの数々を描いてきた本作。スパイ映画らしいサスペンスはもちろんだが、何と言ってもトムが挑む危険なスタントの数々が最大の見どころ。その魅力を作品ごとに振り返る。

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『ミッション:インポッシブル』(1996)

 記念すべきシリーズ1作目。数々の名作スリラーで知られる、ブライアン・デ・パルマ監督を起用したこともあって、ヒッチコックテイストのサスペンスとなっているが、トムの挑戦はすでに始まっている。

 イーサンがプラハのレストランから逃げ出すシーンでトムは、爆弾の爆発と同時に、店内の水槽から数トンもの水が頭上にふりそそぐ危険なスタントに挑戦。さらに、CIA本部に潜入したイーサンが、床のセンサーを避けるため天井からワイヤーで宙づりになるシーンはあまりに有名だ。実はこのワイヤーの上下は、機械ではなく人力で制御されていた。天井から落下したトムが床ギリギリでストップする場面でも、ワイヤーに記された目印を頼りに、たった2人のスタッフが落下を止めていたといい、一歩間違えば大事故となる、劇中と変わらない緊迫の撮影だった。

『M:I-2』(2000)

 2作目では、香港ノワールの名手ジョン・ウー監督を招致したこともあり、トムが2丁拳銃を撃ちまくったりと、アクション要素が増大。休暇中のイーサンがロッククライミングに興じるオープニングシーンは、米国ユタ州のデッドホースポイント州立公園で撮影されたもので、ここでもトムは、自ら断崖を昇った。

 当時、予告編などでも頻繁に仕様されたクライミングシーンのインパクトは抜群。そのほかにもトムは、前作をはるかに超える高さからのダイブや、シリーズお約束となる超高速のバイクシーンなどに挑戦している。撮影当時、香港映画界出身のウー監督が、何でも自分でやりたがるトムに肝を冷やしたというから、その危険度は本物だ。

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『M:i:III』(2006)

 後に『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を手掛けたJ・J・エイブラムス監督の劇場映画デビュー作となった第3弾。「LOST」などサスペンスで魅せる手法も得意なエイブラムス監督だが、本作では緻密で危険なアクションシーンが満載。特に、橋の上で敵の組織に強襲されたイーサンが爆発で吹き飛ばされるシーンでトムは、自身の体をワイヤーで引っ張らせ、自ら車に激突。演技ではなく「本気でぶつかった」と述懐するほどで、ケガを恐れない本物の迫力に満ちている。

『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(2011)

 トムの高さへの追及はとどまることを知らず、前作から5年を経た新作では、ドバイにある世界一高い超高層ビル、ブルジュ・ハリファに挑戦。撮影時48歳だったトムだが、外壁を昇るだけではなく、ワイヤーを頼りにビルの壁際を走りジャンプまでしてみせる脅威のアクションを披露している。ベンジー役で共演するサイモン・ペッグによると、撮影中のトムは、高さを怖がるどころか、ビルのてっぺんに、悠々と腰かけていたというから驚きだ。

必ずインパクト絶大なスタントが用意されているのもミッションの特徴 Paramount Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 このシーンのインパクトは観客にとってもすさまじかったようで、映画公開直後、ブルジュ・ハリファの展望台のチケットは連日ソールドアウトとなる大盛況になったのだとか。アニメーション映画『Mr.インクレディブル』のブラッド・バード監督が手掛けた、初の実写映画でもある。

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『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(2015)

 シリーズ5作目は『アウトロー』でもトムとタッグを組んだクリストファー・マッカリー監督が監督。もはや高い場所に昇るだけでは飽き足らず、本作でトムは、高度1,500メートル、時速400キロメートルで飛行中の軍用機にしがみつくという荒業に挑戦してみせ、ファンの度肝を抜いた。

翼を疾走! ここから離陸する機体にしがみつく、信じられない画が展開する。Paramount Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 耐えきれないほどの風圧にさらされるため、目を保護するコンタクトを開発するなど、とにかく本物のアクションにこだわったトム。ちなみにこのシーンでトムは厚手のコートではなく背広を着ているが、これはアルフレッド・ヒッチコック監督の『北北西に進路を取れ』にオマージュを捧げたから。命懸けの撮影でも映画愛を忘れないあたりもトムらしい。さらに本作では、6分間息継ぎナシで撮影された潜水シーンや、ノーヘルでバイクにまたがり急カーブが続く山道をドリフト走行するなど、危険なスタントが次々に登場する。

 何より驚くのが、トムの年齢に反比例するように、シリーズごとにスタントの量と危険度が増していること。現在56歳でありながら、昨年公開されたシリーズ最新作『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』では、撮影中に骨折する事故にも負けず、さらに危険なスタントに挑んだトムの挑戦を、あらためて振り返ってみるのもいいだろう。(編集部・入倉功一)

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