光石研、食べられなかった時代振り返る 初の連ドラ単独主演も「悩みは尽きない」

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光石研

 俳優の光石研が、デビューから40年にして初の連続ドラマ単独主演を務める「デザイナー 渋井直人の休日」が、1月17日よりテレビ東京にて放送スタートとなる(毎週木曜深夜1:00~1:30)。昨年出演したドラマは11本、映画は6本。名バイプレイヤーとして幅広い役柄を演じてきた光石が、貪欲に多くの作品に出演し続ける理由を明かした。

【写真】第1話場面写真

 1978年の『博多っ子純情』で映画初出演にして主演に抜擢。以降、1980~90年代は映画を中心に活躍しながら、20代には食べられなかった時代もあったという。その過去は今も胸に刻まれているようで「どうしてもスケジュールが合わなくてお断りすることもありますが、頂いたお話は全てやらせていただきたいぐらいで。食べられなかった時代があったので、その思いをしたくないという思いはあります」

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 そんな苦しい時期を乗り越えたのは、30代でのこと。1996年にオーディションを経て英国の巨匠ピーター・グリーナウェイの映画『ピーター・グリーナウェイの枕草子』に出演。同年、青山真治岩井俊二ら気鋭監督の作品に立て続けに出演し、転機を迎えた。「映画界のバブルが崩壊し、僕と同年代の監督たちが低予算で映画を撮り始めた。そのムーブメントに乗っかれたのが大きいかもしれません」。その後、主演映画『あぜ道のダンディ』(2010)を代表とする等身大のキャラクターから、『アウトレイジ ビヨンド』『ヒミズ』『共喰い』などの暴力的なキャラクターまで、幅広い役柄を演じ分け、自身の出身でもある福岡発のローカルドラマ「めんたいぴりり」などにも出演している。

「デザイナー 渋井直人の休日」第1話より。川栄李奈がムサビの女子大生役で出演 (C)渋谷直角/宝島社 (C)『デザイナー 渋井直人の休日』製作委員会

 連ドラ単独初主演となる「デザイナー 渋井直人の休日」で演じるのは、おしゃれだがサエない独身の中年デザイナー。宝島社発行の「otona MUSE(オトナミューズ)」で連載中の渋谷直角の同名漫画に基づき、渋井が仕事、若い女性たちとの出会いの中で右往左往するさまをコミカルに描くもので、『マザーウォーター』『東京オアシス』など10年にわたって光石と組んできた松本佳奈が監督を務める。

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 光石がコミックの帯にコメントを寄せているが、その際にはドラマの出演は浮上していなかったそう。「帯のコメント依頼をいただいてから原作を読ませていただいたところ、大笑いして『ぜひ書かせてください』と。ドラマのお話をいただいたのはその後です」

 なお、光石いわく渋井は性格、服装など自身と怖いぐらいに似ていると言い、「ここまで年齢的にも、好きなものも近い役柄は初めてなので、ちょっとやりづらいといえばやりづらいかもしれないですね。衣装合わせでチノパンからチノパンに履き替える、というようなことをやっていますから(笑)」。しかし、だからこそ魅力を感じているのも事実で「僕と渋井の境界があいまいになって、視聴者がどこまでが本当の光石なんだろうとわからなくなるぐらいになったら面白いのではないか。どれが私服なんだろうとかね」と期待を込める。

 連ドラ主演を経ても安心することはなく「年齢を問わず、芝居がうまいと思う人、嫉妬するような人はたくさんいる」という光石。「つい最近も『仕事ないんです』と悩む若い俳優と話していたんですけど、『僕も今はたまたま“渋井”があるけど、役者の悩みなんていくつになっても一緒なんだよと。20代の君の悩みと、60近い僕の悩みも同じ。俳優というのは、いくつになっても同じことで悩み続けるものだと励ましたんですけどね」と謙虚ながら、ベテランならではのどっしりとした貫禄を思わせた。

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 「デザイナー 渋井直人の休日」には、共演に黒木華岡山天音ベンガル森川葵池松壮亮川栄李奈夏帆池田エライザ山口紗弥加内田理央臼田あさ美横田真悠岩松了村上淳大森南朋杉本哲太平岩紙柳英里紗穂志もえか北香那伊勢志摩渡辺梨加欅坂46)らが名を連ねている。(取材・文:編集部 石井百合子)

木ドラ25「デザイナー 渋井直人の休日」はテレビ東京にて1月17日より毎週木曜深夜1:00~1:30ほかで放送

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