金熊賞はイスラエル人監督の『シノニムズ』!日本作品も存在感

第69回ベルリン国際映画祭

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
金熊賞を受賞した映画『シノニムズ(英題)』 - Courtesy of Berlin International Film Festival

 第69回ベルリン国際映画祭授賞式が現地時間16日夜に行われ、コンペティション部門の最高賞にあたる金熊賞にイスラエル人監督ナダヴ・ラピドの映画『シノニムズ(英題) / Synonyms』が輝いた。

 『シノニムズ(英題)』は、過去から逃れ、フランス人としてパリで生きようするイスラエル国防軍の元兵士を主人公にした作品。ラピド監督自身の経験を基に、新しい土地で根を下ろすことの難しさを掘り下げた。主演は新鋭トム・メルシエで、The Hollywood Reporter は彼を「若きの日のトム・ハーディを思い起こさせる」と評している。

 審査員賞はフランソワ・オゾン監督の『バイ・ザ・グレース・オブ・ゴッド(英題) / By the Grace of God』。聖職者による児童への性虐待事件を基にしたシリアスなドラマだ。演技賞は中国の『ソー・ロング・マイ・サン(英題) / So Long, My Son』が独占し、ヨン・メイが最優秀女優賞、ワン・ジンチュンが最優秀男優賞を獲得した。

[PR]

『37 Seconds』 - (c) knockonwood Inc

 このほか“観客賞のある唯一の部門”であるパノラマ部門では、大阪市出身で高校生で単独渡米して舞台芸術を学び、現在はロサンゼルスを拠点に活動するHIKARI 監督の長編デビュー作『37 Seconds』が最高賞(観客賞)を受賞。37秒間仮死状態で産まれたことが原因で脳性麻痺になったヒロインの、自己発見と女性としての成長を描いた。同作は国際アートシアター連盟賞も受賞する快挙となった。

『ウィーアーリトルゾンビーズ』 - (c) 2019“WE ARE LITTLE ZOMBIES”FILM PARTNERS

 未成年でも観られる映画を集めたジェネレーション(14plus)部門では、ティーンの審査員団により、長久允監督の長編デビュー作『ウィーアーリトルゾンビーズ』がスペシャル・メンション(特別表彰)を受けた。両親を亡くしても泣けず、ゾンビのように感情を失った4人の少年少女が、こころを取り戻すために冒険に出るさまをつづった。佐々木蔵之介永瀬正敏菊地凛子池松壮亮村上淳らが脇を固める。

 今年は日本作品のコンペティション部門への選出はなかったものの、他部門で存在感を示すことになった。(編集部・市川遥)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア

楽天市場

[PR]