自主製作映画が拡大公開へ!『岬の兄妹』監督&キャスト、初日舞台挨拶で万感の思い

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左から片山慎三監督、出演者の和田光沙、松浦祐也

 ポン・ジュノ監督の映画『母なる証明』などで助監督を務めてきた片山慎三監督の長編デビュー作『岬の兄妹』(公開中)の初日舞台あいさつが1日、都内で行われ、片山監督と出演者の松浦祐也和田光沙が登壇。本作は自主製作映画でありながら公開前から業界内で大きな反響を呼び、全国20館での公開が決定している。片山監督は「日本映画にはない要素がたくさん入っていて、こういう映画でもお客さんが入るってところを証明できれば」と感慨深げに話していた。

【動画】『岬の兄妹』予告編

 自閉症の妹(和田)が町の男に体を許し、金銭を受け取っていたことを知った兄(松浦)が、互いの生活のため後ろめたさを感じつつも妹に売春のあっせんを始めるさまを描く本作。2人の触れ合いを描きながら、地方都市の暗部や家族の本質をあぶり出していく。

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 兄を演じる松浦は脚本段階から携わってきたといい、「カメラマンの池田(直矢)さんと監督に新宿の韓国料理屋で、じゃあよろしくって、すごくざっくりな感じで誘われたんです。サムギョプサルおごるからって(笑)。断るわけにもいかないっていう状況でした」とプロジェクトの始動当初を回顧。兄と妹という設定にも積極的にアイデアを出したそうで、「原作者でもある」と茶目っ気たっぷりに主張。著作権問題に揺れた『カメラを止めるな!』の話題を引き合いに出しつつ、自身の功績をアピールした。

 一方、妹役の和田は松浦に誘われてオーディションを受けることになったという。ヒロイン役を射止めたことに「最初にプロットを読んでみて、エッジのきいた尖ったことをやるんだなって印象を持ったんですけど、松浦さんには安心感があるし、ぜひやりたいって思いました」とコメント。「実際に絶対的な安心感があった」と松浦との兄妹役を振り返り、「松浦さんだからこそやれたと思っています」と嬉しそうに撮影を述懐した。

 片山監督は、松浦の起用理由について「松浦さんは山下(敦弘)組時代から何本か一緒にやらせてもらっていて、お芝居が上手なのもわかっていましたし、同い年で話がしやすかったので、誰に演じてもらおうか考えた時に、自然と松浦さんでいこうって」と紹介。和田については「ご自身も明るい人で、こういう役をやってもどこか明るいところがにじみ出るんじゃないかな」と感じたそう。

 「2人は息が合っていた。そういう意味では本当に兄妹に見えるなって。二人の組み合わせがすごく重要だった」と強調し、「並んだ時のバランス、空気感でこの2人に決めました」と決め手を振り返っていた。(取材・文:名鹿祥史)

映画『岬の兄妹』はイオンシネマ板橋、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿バルト9ほかで全国順次公開

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