多部未華子、中島貞夫作品は「感動の毎日」 高良健吾と撮影を回顧

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多部未華子(左)と高良健吾(右)

 多部未華子が、25日に都内で行われた映画『多十郎殉愛記』記者会見と舞台挨拶に主演の高良健吾と登壇し、日本映画界の重鎮・中島貞夫監督がメガホンをとった本作の撮影現場を振り返った。

【画像】高良健吾らキャストの着物姿

 中島監督にとって20年ぶりの長編時代劇である本作は、脱藩浪人となった清川多十郎(高良)が、屈折しながらも愛する者のために苦闘するさまを描いたドラマ。この日は、高良や多部、中島監督のほかに、共演の木村了永瀬正敏寺島進も登壇した。

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 小料理屋のおかみ・おとよを演じた多部は、撮影現場を「愛があふれる現場でした」と表現。監督のためにキャストやスタッフが奮闘するような不思議な空間だったと語る多部は、「こんな経験は今後もないと思えるくらい感動の毎日でした。監督のために自分の役を全うしようと思えた作品でした」としみじみ。

 同じく、多十郎役の高良も、撮影現場では中島監督への思いがとても強くこみあげてきたという。中島組に参加できたことが幸せだと話す高良は、「これは冗談でもなく、撮影に入る前も撮影中も、そして、今も幸せなんです」と喜びをにじませる。監督の雰囲気についても、「全く怖くなかった」と語りつつ、「でもたまに手に持っている杖が刀になって、“こうするんだ”ってやるんです。それがかっこよかったです」と現場でのエピソードを振り返る。

 幕末の京都を舞台に、守るべき者のために戦う多十郎の姿が描かれる本作。多部は、「当時の人たちの心と私の今の心は比べ物にならないものがあると思うんですけど」と前置きしつつも、「ひとつの命を守ること、守らなければならないものという気持ちは、誰しもの心にあるというものだと思います」と多十郎の生き様に共感を寄せる。

 また高良も、劇中の殺陣などを通じて日本人の中にある“自己犠牲の精神”に感銘を受けたことを告白。時代劇出演については、「時代劇はやればやるほどのものだと思うんですけど、(時代劇は)もっと経験を積まなければいけないなって。悔しい部分でもあったけど、でもだからこそ伸びしろも感じた」と更なる成長へ意欲を示していた。(取材・文:名鹿祥史)

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