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『ベスト・キッド』の続編ドラマ、シーズン2の見どころを俳優&製作陣が語る

上段左から、クリエイターのジョン・ハーウィッツ、ジョシュ・ヒールド、ヘイデン・シュロスバーグ、下段左から、キャストのラルフ・マッチオ、ウィリアム・ザブカ
上段左から、クリエイターのジョン・ハーウィッツ、ジョシュ・ヒールド、ヘイデン・シュロスバーグ、下段左から、キャストのラルフ・マッチオ、ウィリアム・ザブカ

 1980年代に大ヒットした映画『ベスト・キッド』シリーズの続編ドラマ「コブラ・カイ(原題)」の第2シーズンについて、ラルフ・マッチオウィリアム・ザブカ、クリエイターのジョシュ・ヒールドジョン・ハーウィッツヘイデン・シュロスバーグが、4月24日(現地時間)、ニューヨークのAOL開催イベントで語った。

【写真】ジョン・クリース役のマーティン・コーヴ

 第1シーズンは、オリジナル映画版から34年後が舞台。かつては不良グループのリーダーで空手少年だったジョニー(ウィリアム)は、すさんだ生活を送っていたある日、いじめられていた少年ミゲルを助け、車のディーラーとして成功を収めているダニエル(ラルフ)にも再会したことで、自身が所属していた空手道場「コブラ会」を再開させることを決意する。第1シーズンの最後には、オリジナル映画版で「コブラ会」の先生だったジョン・クリースが登場し、第2シーズンでは彼が加わった「コブラ会」と、父親に反抗して親元を離れたジョニーの息子ロビーを擁するダニエルの「ミヤギ道場」との戦いが激化していく。

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 映画・テレビ批評家サイトRotten Tomatoesで、批評家の間では100%、視聴者からも95%と高い評価を受けた第1シーズン。だが、高い水準の作品を手掛けたことで、第2シーズンへの懸念はなかったのだろうか。クリエイターのヘイデンは「今シーズンの僕ら製作陣の姿勢としては、とにかく物語を語り続けていこうということだったんだ。第1シーズンが終わった時点で、第2シーズンへの新たな企画をすでに持っていたけれど、視聴者が第1シーズンを気に入ってくれ、彼らの評価によって、僕らも自分たちの直感を信じることができたんだ」と感謝を表した。

 ダニエル役のラルフは、第2シーズンについて「今シーズンには、幾つかの興奮する要素があるよ。一つは、マーティン・コーヴが演じるジョン・クリースだ。第2シーズンではダニエルとジョニーは、お互い全てにおいて反対意見を持っているものの、善意を持って前に進もうとしている。ところが、ジョンの登場によって、彼ら(ダニエルとジョニー)の計画が台無しになってしまうんだ。それに、ダニエルがミヤギ道場を再開させ、ミヤギ先生から学んだレッスンや教えを、サンフェルナンド・バレーで広めようとすることが、思っていたよりも簡単にはいかないという点も楽しみな要素だね」と語った。

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 クリエイターのジョンは、ウィリアムが演じるジョニーのキャラクターについて「多くの人々は、子供の頃に観たエンターテインメントの作品に愛情を持っていたり、高校時代にライバルの生徒がいたりして、今でもそんな過去を抱えながら生きていて、たまに昔話に花を咲かせることもある。僕らは、そんなことを考えながら、今でも80年代を生きているようなジョニーが、初めてインターネットを見ることになる設定にしたんだ。彼の頭の中では、コンピューターはオタクだと思っている。だから、そんなジョニーがコンピューターを手に入れて、インターネットを学び、無邪気に映画『アイアン・イーグル』の新たな情報を検索してみたり、ホットな女性を検索してみたりすると面白いと思ったんだよ」と明かした。

 だが、作品としては、あくまでドラマチックな構成にして、オリジナルの『ベスト・キッド』のストーリーを続けていきたかったそうだ。「それがこのシリーズでは、親子関係、青春時代を描いたストーリーなんだ。そして、その中心にあるのが、30年間も続いたライバル関係だ。いつまでたっても満たされないライバル関係にある二人の大人の行動が、表面上はおかしく感じることもあるんだよ」とクリエイターのジョシュが語ると、ウィリアムも「オリジナルの映画『ベスト・キッド』はパーフェクトなタイミングで80年代の文化として描かれた。この『コブラ・カイ(原題)』もパーフェクトなタイミングで今の時代の文化として描かれている」と続け、それぞれの時代背景がヒットする大きな要因であったことをうかがわせた。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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