71歳ジャッキー・チェン、2日間で舞台あいさつ11回「もう1回やっても大丈夫」『ベスト・キッド』新作で来日

ジャッキー・チェンが30日、TOHOシネマズ日比谷で行われた映画『ベスト・キッド:レジェンズ』の舞台あいさつに登壇した。昨日日本で公開された本作のために来日したジャッキーは、2日間で実に11回もの舞台あいさつを敢行。ハリウッドの映画俳優としての1作品の舞台あいさつとしては、イ・ビョンホン主演の『MASTER/マスター』で記録した10回を超え、最多記録となった。
『ベスト・キッド:レジェンズ』は、続編やリメイク版なども製作された『ベスト・キッド』シリーズ最新作。オリジナル版で主人公を演じたラルフ・マッチオと、リメイク版でカンフーの師匠を演じたジャッキー・チェンが共演し、二人に導かれる少年をドラマ「アメリカン・ボーン・チャイニーズ 僕らの西遊記」などのベン・ワンが演じる。
この登壇で11回目の舞台あいさつとなったジャッキーは「11回も舞台あいさつをやるのは大変です。でも毎回皆さんと会ってお話するのは楽しい。もう1回やっても大丈夫ですよ」と笑顔を見せると「とても嬉しい。古い友達がたくさん。皆さん、私の映画を観て大人になったんでしょ? 私も皆さんと一緒に大人になりました」と日本語を交えてあいさつした。
現在71歳のジャッキーだが、多忙を極めているようで「今月中旬までスイスにいて、その後イタリア、ロンドン、北京、そしてマカオ、広州。香港と周り、一昨日、日本に来ました。いったいいま自分がどこにいるのかわからないぐらい」と苦笑いを浮かべつつも「とにかくいま日本にいるということが一番嬉しいです」と発言し、大歓声を浴びていた。
さらにジャッキーは、司会者から「(舞台あいさつの際に)歌を歌った回もありましたね」と促されると「Tokyo saturday night~嘆きのブルース~」と歌声を披露。割れんばかりの拍手が会場に響き渡ると、ジャッキーは「ちょっと歌詞は忘れてしまいましたが。意外と歌うまいでしょ?」と茶目っ気たっぷりに語っていた。
その後ジャッキーは、サプライズで登場したジャッキーちゃんが持つ粘土板に向けて、カンフーの型を決めながら拳を押し付ける。昭和、平成に続いて、日比谷で3度目となる令和版の手形を残した。(磯部正和)
映画『ベスト・キッド:レジェンズ』は全国公開中


