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蒼井優、照れくさいほど全力だった 『宮本から君へ』で圧倒的な熱量

「週休6日で撮影したい気分だった」全力を出し切った蒼井優
「週休6日で撮影したい気分だった」全力を出し切った蒼井優

 女優の蒼井優が28日、新宿バルト9で行われた映画『宮本から君へ』公開記念舞台あいさつに出席。劇中、圧倒的な熱量でヒロインを演じた蒼井は「ご覧になった方の前に立つのが、こんなに照れくさいと思ったことはない」と特別な作品になったことを明かした。舞台あいさつには池松壮亮一ノ瀬ワタル真利子哲也監督、原作者の新井英樹も登壇した。

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 新井の人気漫画を『ディストラクション・ベイビーズ』の真利子監督が映画化した本作。蒼井は、池松が演じる主人公・宮本浩の恋人・中野靖子を演じており、二人の魂がぶつかり合うような熱演は、観ているものの心を多く揺さぶる。

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 「基本的に馬車馬のように働いたほうが作品にのめり込みやすい」と自身の役者としてのスタンスを述べた蒼井だが「この作品はペース配分を間違えてしまい、3日目の撮影で1作品分の力を使い切ってしまった」と初めからフルスロットルで撮影に臨んだことを明かす。それでも、蒼井は全編を通して、靖子という女性を圧倒的な熱量で演じ切った。「週休6日で撮影したい気分だった」とその過酷さを振り返った蒼井は「スタッフさんやキャストの方々に助けられながら、なんとか自分を鼓舞してやりました」とすがすがしい表情を浮かべる。

 そんな蒼井演じる靖子の人生に、大きな衝撃を与える男・真淵拓馬を演じたのが一ノ瀬。本作にかける思いは蒼井と同じだったようで「初めて先のことを全く考えずに体を作りました」と切り出すと「2か月で、80キロの体重を113キロまで増やしました」と告白。「100キロの壁が超えられなくて、海外で活躍するボディービルダーさんにも話を聞きました。1日ケーキをホール1個、生卵30個をノルマに食べていました。野菜を食べる余裕があるなら糖分を取りなさいと言われて」という仰天エピソードを披露すると、主演の池松から「それだけ食べると、寝返りをうったとき、出ちゃうんですよね」と禁断のお漏らしをばらされ、客席は大いに沸いていた。
 
 企画立ち上げから7年の歳月を費やした本作。蒼井は「数的には苦しみの方が圧倒的に多かったかもしれませんが、質量で言えば喜びの方が大きい」と現在の心境を明かすと「作品の時間がかかったのは、『宮本から君へ』という作品にしっかり対峙(たいじ)し、恥じないものを作らなければいけなかったからだと思う。泥臭く作った作品。物語の芯にあるものをこれからも信じていきたいです」と熱く語っていた。(磯部正和)

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