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『翔んで埼玉』武内英樹、最優秀監督賞を初受賞!「獲っちゃいけない作品が」と自虐的な挨拶

第43回日本アカデミー賞

おめでとうございます!
おめでとうございます! - (C)2019映画「翔んで埼玉」製作委員会

 第43回日本アカデミー賞の授賞式が6日、グランドプリンスホテル新高輪で行われ、『翔んで埼玉』の武内英樹監督が最優秀監督賞に輝いた。同賞を受賞するのはこれが初となる武内監督は、「獲っちゃいけない作品が獲っちゃった」と自虐的にあいさつし、映画を応援してくれた埼玉県民に感謝を述べた。

【写真】女優陣の美しいドレス姿!日本アカデミー賞レッドカーペット

 魔夜峰央の人気漫画を基にした『翔んで埼玉』は、埼玉県民が東京都民から虐げられている架空の世界で繰り広げられる、東京都知事の息子(二階堂ふみ)と埼玉出身の転校生(GACKT)の県境を超えた愛と革命の物語。埼玉県を徹底してディスるという異色の内容が話題を呼び、興行収入37億円超えの大ヒットを記録。今回の日本アカデミー賞では作品賞を含む最多12部門で優秀賞を受賞している。

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武内英樹
(C)日本アカデミー賞協会

 メガホンをとった武内監督は、千葉県出身。1990年にフジテレビに入社し、「電車男」(2005)や「のだめカンタービレ」(2006)、「デート ~恋とはどんなものかしら~」(2015)など数々のヒットドラマを世に送り出してきた。映画監督としては、『テルマエ・ロマエ』シリーズや『今夜、ロマンス劇場で』などを手掛けている。

 ほか同部門では『キングダム』の佐藤信介監督、『カツベン!』の周防正行監督、『閉鎖病棟-それぞれの朝-』の平山秀幸監督、『新聞記者』の藤井道人監督が優秀賞を受賞した。

 なお、今年の日本アカデミー賞授賞式は新型コロナウィルス感染予防の観点から一般観客の観覧を取り止め、報道各社の取材も中止するなど、例年より規模を縮小して開催された。(編集部・吉田唯)

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